仕事をしながら日本一周、第22回は福島県の会津若松に行ってまいりました。
福島県の旅はこのシリーズ2回目になりますがどうしてもレポートしたかったので許してください。笑。
そんなわけで全47回で終わらないことが決定した仕事をしながら日本一周シリーズですが気長にお読みいただければ嬉しいです。
ちなみに「仕事をしながら日本一周とはなんぞや?」という方はコチラをご覧ください。↓↓
ようはフルタイムの会社員が週末を使って日本一周気分を味わいますよっていう企画です。
前回は静岡県で日本平動物園を満喫しました。↓↓
前回の福島県の旅では東日本大震災による原発事故の爪痕が残る富岡駅周辺とアクアマリンふくしまを訪れました↓↓
今回は趣向を変えて会津若松で新撰組巡りです。
過去の新撰組巡りは一番下にまとめておきます。
青春18きっぷも使って激安弾丸旅でしたが、溢れんばかりの感動をいただいてきました。
【福島県/会津若松】の旅の概要
【福島県/会津若松】の旅の概要
日程 : 日帰り
費用 : 合計 11,830円(食事、お土産代、お賽銭代のぞく)
訪れた場所 : 如来堂、阿弥陀寺、会津新撰組記念館、清水屋旅館跡、鶴ヶ城、天寧寺、東山温泉街
買ったもの : くるみゆべし、ままどおる、小法師(地酒)、山桜(地酒)
食べたもの : 馬刺、ソースカツ
今回は弾丸ツアーということもあり食事は完全に諦めてました。
費用の内訳は
- 青春18きっぷ 2,410円(1回分)
- 帰りの新幹線代 6,050円(郡山〜大宮)
- 会津若松駅から如来堂までのタクシー 2,250円
- 周遊バス乗車代 420円(2回分)
- 鶴ヶ城入城料 500円
- 会津新撰組記念館入場料 200円(JAF会員割引あり)
でした。
食費とお土産代も入れたら2万円いかない位かな?
比較的省エネなのでそのあたりはあまり参考になりませんが笑。
感想としては慌ただしかったけど本当に行ってよかった素晴らしい旅になりました。
きっかけになった新撰組と出会えて本当に良かった。
18きっぷで会津若松まで
地元神奈川県の某駅から青春18切符を握って出発。
始発は5時前でした。笑。
ちなみに毎度言っていますが、青春18きっぷは18歳以外でも使えるJR全線の在来線が1日乗り放題になる切符です。
5回分がセットになっていて合計12,050円。(増税でちょっと値上がりしました)
全部使い切れば1回あたり2,410円なので片道1,210円以上のところに行けばお得になる切符なのです。
販売期間や利用期間が限られていますが、他のフリー切符に比べても断然お得なので筆者はほぼ毎シーズン購入しています。
乗り換えに乗り換えを重ね、片道の全工程を在来線で会津若松駅まで行ってしまったので到着した頃にはすでにお昼前。
乗車時間は約7時間。
※かなり長いですが割と筆者や他の18きっぱー(18きっぷで旅する人たちのこと)の中では標準的なタイムです。
ちなみに筆者の最高記録は大糸線に乗りたいがために遠回りした神奈川某駅〜糸魚川の10時間19分です。あれはさすがにキツかった笑。
迷ってる時間はないので、まずは他のスポットとは反対方面にあり少し場所も外れている如来堂に向かうため、すぐにタクシーに乗り込んだのでした。
如来堂(新撰組殲滅地)
タクシーに乗って15分ほど。ここでのタクシー代が2,000円を超えてしまって少しビビりましたがw
目の前にある崩れかけのお堂こそ、新撰組殲滅地の一つである如来堂です。
ここは山口二郎と名乗っていた斎藤一さん率いる新撰組が宿陣として利用し、新政府軍に徹底抗戦していた場所になります。
虚しくもここでほとんどの隊士が命を落としてしまうわけですが、斎藤一さんと数名の隊士は命からがら退陣することができたとのことです。
現在の如来堂はひとけがなく、ひっそりとしていました。
建物は崩れかけていて少し寂しい感じ。
決して大きくない建物に数十人の隊士たちが過ごして激しい戦いに身を投じていたかと思うと当時の激動が少しだけ想像できます。
帰り道はここから歩いて20分ほどのバス停に向かい、バスで七日町駅まで・・・と思ったら次のバスが40分後まで来ないとのことだったので歩いて七日町駅まで向かいました。
写真を撮り忘れたのでお隣のバス停ですが参考に時刻表を・・・。
基本的に1時間に1本で12時代は1本もないので注意が必要です。
ちなみに会津若松駅から直接のバスはないので七日町駅から乗車するか途中で乗り換えが必要です。
如来堂
所在地:〒965-0085 福島県会津若松市神指町如来堂
アクセス:JR会津若松駅からタクシー15分
またはJR七日町駅から徒歩40分、
またはJR七日町駅からバス10分「黒川」停下車徒歩20分
阿弥陀寺(斎藤一の墓)
七日町駅まで歩いて戻った筆者は目の前に阿弥陀寺を発見。
地図をチェックしていたもののあまりの近さにびっくり。
ここには戊辰戦争戦死死者慰霊碑や斎藤一さんとそのご家族が埋葬されたお墓があります。
戊辰戦争慰霊碑は見事に逆光です・・・葵御門が眩しい・・・!
斎藤一さんのお墓はそのすぐ先にあります。
「藤田家の墓」となっていますが、これは斎藤さんがのちに藤田五郎と改名したことから藤田家となっています。妻の時尾さんと静かに眠っているのでしょう。
数少ない新撰組の生き残りだった斎藤さんに、会津を守ってくれたこと、土方さん療養中や函館へ別れてしまった後も新撰組を支えてくれたことのお礼を墓前に伝えておきました。
明治をまるまる生き抜いているので当時の顛末はよほど斎藤さんのほうがご存知かと思いますので、他の皆さんにも挨拶してきましたよということだけ一言添えました。
阿弥陀寺
所在地:〒965-0044 福島県会津若松市七日町4-20
アクセス:JR七日町駅から徒歩1分
会津新撰組記念館
七日町通りを進んでいくと今度は新撰組デザインの自動販売機に出会いました。
かわいー!と思って写真を撮っていたらなんと隣がお目当の会津新撰組記念館でした。笑。
1階部分がお土産屋さんになっており誰でも入場が可能です。
2階に資料が置かれているのですが、あまり広くないとはいえかなり貴重な資料が置かれているので大興奮で見てしまいました。
主に戊辰戦争での資料が多く、しかも撮影もOK。ちゃんと確認しました。びっくりしすぎて2回聞き返しました。笑。
こんな貴重な資料を撮影していいの?!と思いながらも、ほかに来場されている方もいなかったので遠慮なく撮影させてもらいました。もちろん資料に影響があると怖いのでフラッシュは切っておきましたが・・・。
戊辰戦争で実際に使われた韮山笠や当時の砲撃を受けたそのままの姿の鶴ヶ城の写真。
こちらの月岡芳年の作品はさすがにレプリカだよね・・・?甲州勝沼の戦いを描いたものです。近藤さん凛々しい。
会津と深い繋がりのある斎藤一さんの展示も多かったです。写真も展示されていました。
こうしてみると・・・俗物な表現ですが・・・斎藤さんイケメンだな・・・!すみません。
えー!これもレプリカですよね???↓↓何も書いてないしそこまで詳しくなくてお恥ずかしいんですが・・・
芹沢鴨先生の鎖帷子。内側にビッシリと神仏の書き込みがあるあたり、すごく鴨さんらしいなという印象。
見る価値ありありの記念館でした。本当にありがとうございました。
会津新撰組記念館
所在地:〒965-0044 福島県会津若松市七日町6-7
アクセス:JR七日町駅から徒歩7分
清水屋旅館跡
もう跡形もなく看板が立っているだけの場所ですご清水屋旅館跡もしっかりチェックしてきました。
清水屋旅館は土方さんが宇都宮城戦で負傷した際に運び込まれ療養した場所です。
その他にも吉田松陰や新島襄・八重夫妻が宿泊していたりと歴史的にも重要な旅館でした。
残念ながら現在は取り壊されてしまいましたが、ここにあった事実が残されているだけでもこの近くを歴史の偉人たちが歩いたんだなと実感できて嬉しいですね。
清水屋旅館跡
所在地:〒965-0042 福島県会津若松市大町1丁目1−38
アクセス:JR七日町駅から徒歩10分
鶴ヶ城
本当はバスに乗ろうと思っていたのですが勢いで歩いて、着いてしまった鶴ヶ城。
戊辰戦争の中心地です。
旧幕府軍が1ヶ月籠城したと言われる強固な城でしたが、やがて降伏をして明け渡した悲しい過去もあります。
戊辰戦争での被害や他にも災害の際に何度か取り壊しがありましたが現在は立派な姿で再現されています。
屋根瓦が赤いのが特徴的ですね。
城内では会津ゆかりの方の紹介や戊辰戦争の顛末などが分かりやすく展示されていました。結構見応えがあります。(展示物は基本的に撮影NGです。)
そして天守閣。そこからの眺めはこんな感じ。
遠くに雪山が見えてとっても美しいです。
鶴ヶ城の天守閣からはまさに会津若松の街がすべて見えるようになっておりこの街の象徴であったことが伺えます。
戊辰戦争前、新撰組結成時にここで近藤さんと容保公の様々なやりとりがあったのかなと思うととても感慨深くなります。
反対側には白虎隊自刀地の飯盛山や、近藤さんの眠る天寧寺を有する山が見えました。
鶴ヶ城
所在地:〒965-0873 福島県会津若松市追手町1−1
アクセス:JR会津若松駅から周遊バス乗車15分。「鶴ヶ城入口」下車すぐ
入城料:大人500円
入城時間: 8:30〜17:00
天寧寺(近藤勇の墓)
鶴ヶ城からバスで10分ほどのところにある天寧寺には近藤勇局長のお墓があります。
今回の一番の目的地です。
というのもここまで
- 土方歳三さん
- 沖田総司さん
- 永倉新八さん
- 斎藤一さん(今回)
- 藤堂平助さん
- 伊藤甲子太郎さん
- 山南敬介さん
と新撰組の主要人物のお墓参りをしてきましたが近藤さんだけはまだ挨拶が出来たことがなかったからです。
特に意識していたわけではないのですが、せっかくなので今回は総括的な意味合いも込めて満を辞して近藤さんのお墓参りに臨めたというわけです。
近藤さんのお墓は天寧寺の境内に入って、ちょっとした山道を登ること10分ほどで到着します。
そこから見える景色はとても良く、少し木に隠れてしまいますが辛うじて鶴ヶ城を確認することもできました。
普段は近藤さんのお墓の横に土方さんの慰霊碑もあるのですがこの時は改装中で引っこ抜かれていました。
4月25日の近藤さん墓前祭には間に合うように整備してくださっているそうなので気長に待ちましょう。
ようやくお会いすることができて嬉しいです。
全国に眠る皆さんにお会いしてきましたよーとか今の日本は徳川の世じゃないけど平和ですよーとか調布も日野もすごくきれいになりましたよーとか。本当に尊敬しています、お疲れ様でしたとか。
もっと話したいことはたくさんあったけど次のお客さんが来ちゃったのでここで終わりにしました。
歴史の物語としてしか知らない新撰組だけど、少なくとも私や多くのファンの方の心を豊かにしたことは間違いないですからね。とにかく感謝をたくさん伝えてきました。
安らかにお眠りください。
天寧寺
所在地:〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山天寧208
アクセス:JR会津若松駅から周遊バス乗車15分「奴郎ヶ前」から徒歩5分(近藤勇の墓は本殿から徒歩10分程度)
東山温泉街
天寧寺から少し行ったところに東山温泉街があります。
多くの温泉宿が立ち並び、川の流れる音が涼やかな温泉郷といった感じの場所です。
実はここも新撰組関連地。
宇都宮城戦で足を負傷した土方さんがこの温泉地で湯治を行ったそうです。
残念ながらどの湯治場なのかは明確ではないそうですが、土方さんが利用していたと言われる風呂の一つ「猿の湯」を有する旅館不動滝旅館の壁面には大々と土方さんのお写真が描かれていました。
頑張ってるなー。
正面の足湯からよく見えそうです。足湯は冬季休業中でしたが・・・。
次回会津若松に来る時は、東山温泉のいづれかの旅館に宿泊したいですね。
東山温泉
所在地:〒965-0814 福島県会津若松市東山町湯本
アクセス:JR会津若松駅から周遊バス15分、「東山温泉駅」下車すぐ
夕飯は郡山で馬刺とソースカツと地酒!
一通り新撰組関連地巡りをした頃にはだんだんと日も落ち始めていました。
本当は松平容保公のお墓参りとか、白虎隊自刃地とかも見たかったけどちょっとした山登りが必要なので今回は諦めます。
また近いうちに来そうです、会津若松。
帰りは郡山駅まで電車で戻って、そこから大宮まで新幹線利用です。
新幹線乗車前に、ようやく食事。
郡山駅のもりっしゅというオシャレ居酒屋で会津若松の地酒と名物をいただきました。
地酒
馬刺
ソースカツ
どれも美味しかったしリーズナブルで良かったです。
会津若松で馬刺が有名だなんて知らなかったけど、臭みがなくて本当に美味しかった。また食べたいです。
ごちそうさまでした。
帰り道、郡山〜大宮まで新幹線を利用したらさすがにあっという間に地元に着きました。
さようなら会津若松、さようなら新撰組。
まとめと反省
会津若松で新撰組巡りをするなら今回のコースがベストだと思います。
改めて振り返ると
- 如来堂
- 阿弥陀寺
- 新撰組記念館
- 清水屋旅館跡
- 鶴ヶ城
- 天寧寺
- 東山温泉街
という感じ。
ただ、これはかなりギュウギュウ詰めのコースです。
今回12時〜18時まで、滞在時間約6時間でしたがギリギリでした。
タクシーとバスも有効活用したんですがねぇ・・・。さすがに強行すぎました。
会津若松に行くなら、1泊以上して、せっかくなので美味しいものを食べたり白虎隊関連の土地も巡ったり、新撰組・白虎隊以外にも戊辰戦争の記録がたくさんあるのでそちらを巡ったり、少し足を伸ばして猪苗代湖や大内宿に行くのもアリだなぁと思います。
とても1日で周りきれるボリュームではありません。笑。
また、周遊バス1日乗り放題(600円)のフリーパスを最初に購入しておくとより効率的に回れるかもしれません。
ぜひ余裕をもって、計画的に、会津若松を楽しんでくださいね。
それにしても会津若松良かったー!
個人的にも新撰組は京都よりも日野か函館か会津若松というイメージが強いので来れたことは本当に嬉しかったです。
各隊士の皆様の紹介文もたくさん書いてくださっていて、会津若松のみなさんの誇りになっているのも嬉しかった。
また来たいです会津若松。次はもう少し余裕を持ちます。
今は新型コロナウイルスで色々騒がれているのでしばらく旅行も難しそうですが、落ち着いた暁にはまたあちこち旅に出てみますね♪
これからもお楽しみに!
過去の新撰組巡り
ちなみに記事になってませんが沖田総司さん(六本木)、伊藤甲子太郎さん&藤堂平助さん(京都)、永倉新八さん(板橋)も墓参り済みです。いつかこちらも記事に出来たらいいな。
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