月曜連載の南フランス留学記です。
これは5年ほど前に南仏のニースにワーキングホリデーしていた頃の思い出話です。
情報が少し古いのでご注意ください。
これから旅行や留学で南フランスに訪れる方のお役に立てれば嬉しいです。
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今回はフランスのメーデーについてレポートします。
メーデーはフランスにとって特別な日
メーデーってご存知ですか?メーデーは英語で書くとMAY DAY。つまり5月の日のことです。
一般的には5月1日に設定されており、「労働者の日」とも言われますね。
日本では小規模のデモ行進があるくらいなのであまり意識がないかもしれませんが、独特な仕事観を持ったフランス人にとってはとても大切な日。
労働条件改善に向けた大規模なデモが起こったり、この日は祝日と制定して一切仕事をしなかったり。
学校などもすべてお休みとなります。
メーデーの街の様子(お店が全て休み!)
5月1日はフランスでは祝日です。フランスでは祝日に労働をしてはいけない法律となっているので、一切のお店が閉められています。
私が住んでいた南仏ニースも、普段は観光客で賑わう大通りジャン・メドゥサン通りもシンと静まり返っていました。
その代わり、海や景観の良いところに集まってパーティをしている人を結構見かけました。
もちろんお店は休みなので事前に買っておいたものだとは思いますが。
また、旧市街では開店しているお店も少しだけありました。主に北アフリカ系のアリマンテール(コンビニのようなもの。24時間はやってないけど。)が多かったです。
4月下旬に渡仏したばかりの私にとって、5月1日の祝日は戸惑いの連続でした。
まだフランス語がよく聞き取れていなかったので、授業で先生が「明日はメーデーなので学校が休みです」と言われても、いまいち祝日という感じがなかったのでピンと来ておらず、休みかどうかも翌日の朝まで不安でした。(笑)
また、日曜・祝日にお店がやっていないことも慣れていなかったので、食品を買い込んでおらず料理ができなくて途方にくれました・・・。ほんとに全然お店やってないんですよね笑。
ニースの海岸ではお祭りのようなものが開かれておりました。
演奏している人がいたり、よくわからないオブジェがあったり・・・。
現在はこの場所に「I LOVE NICE」というどこかで見たことがあるオブジェが建てられています。
あとパリピ?に囲まれて、洗車されている車もありました。あとでお金をせびられるのでしょうか・・・?
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お世話になった人にスズランを贈る
フランスのメーデーではお世話になった人にスズラン(Muget)を送る習慣があるそうです。
この日お店は休みになると言いましたが、スズランを販売することは無許可でOKなのだそう。
道端で売っている人もちらほら見かけました。
お値段は忘れましたが、私も一束購入。
つい数日前に出たばかりのホームステイ先を訪れて、そこのマダムにスズランを渡しました。
予想外に喜んでくれたので私もうれしかったです。
そしてそのまま夕飯も食べていきなさいと言ってくれたので、ちゃっかりご相伴にあがりました(笑)こうして無事食料危機も乗り越えました。
まとめ
フランスのメーデーは日本と違って完全なる祝日!
私がいたころは大規模なデモ行進のようなものは行っていませんでしたが、ほとんどのお店がしまってしまうので注意しましょう。
旅行の場合もお土産が買えなくなってしまうので5月1日には十分注意いただければ・・・。
余談ですがメーデーでなくともフランスはストライキ(grave)が非常に多いです。
テレビや放送に十分注意してGrave(グレイブ)という単語が出てきたら注意して情報を集めてくださいね。
次回はニースからバスで1時間のモナコ公国とモナコ水族館をご紹介します。
それでは。
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