10ヶ月住んだ南仏ニースを飛び出し、パリに引っ越しがてらヨーロッパの国々を旅している筆者です。
前回のポーランドを旅立ち次に向かったのはスイスのチューリッヒ。目的地はスイスのお隣にある小国リヒテンシュタインです。
物価が高いことで有名なスイスに怯えつつ、旅のレポートをしていきます。
前回はポーランドはクラクフの街を散歩しました↓↓
【フランスワーホリ】第67回:ポーランド・クラクフの街散歩。赤煉瓦が特徴的な建物のある風景に心癒されました【南仏留学】月曜更新
空港からチューリッヒまではバスで移動
バーゼル空港からはバスでチューリッヒ中心地へ向かいます。
空港から中心地に向かうというのに乗客が誰もいないという不安と戦いつつも、フランス語が通じる圏内に来たので何かあれば運転手や周りの人に聞けたのはありがたかったです。
バスの表示も電光掲示板だし英語やフランス語で表示されるから安心!
スイスの主な言語はドイツ語(正確にはスイスドイツ語らしいです)ですが国語の授業でフランス語や英語をやることや、チューリッヒはフランスが近いこともありみんな当たり前のようにフランス語が話せます。しかもイタリア人のような鈍りもないのですごく聞きやすい!スイス人の勤勉さに頭が下がります。
チューリッヒよりだいぶ手前ですが路面電車も走っててかわいい。
チューリッヒ駅にはコインロッカーが!
チューリッヒ中央駅はとっても大きい駅でした。
きれいに整備されてるし文化の発達が感じられます。
そしてまさかのコインロッカーがありました!
ここまでの移動で20kg近くあるスーツケースを連れて歩いていたのでこれはめちゃくちゃ嬉しい。
スーツケースが入るサイズの大きいコインロッカーまで完備です。
日本では当たり前にあるコインロッカーですが、ヨーロッパでは治安の問題もありほとんど存在しません。そんな中コインロッカーがあるということは噂通りスイスはかなり治安の良い国のようです。
そして案内所の方はドイツ語、英語、スペイン語、フランス語がペラペラ!
結構並んでいたのですが誰に対してもパッと言語を切り替えて会話していて(しかも愛想もいい!)すごかったです。
私も乗りたい電車のホームを知りたくてフランス語で話しかけましたが流暢なフランス語で丁寧に教えてくれました。すごいかよー。
ちなみにスイスの電車は事前予約すると半額で乗れるそうです。
私は当日券だったのでチューリッヒ中央駅からサルガンスという駅までの道のりが片道30CH(約3,600円)もしました・・・。
事前に乗る電車の時間が分かっている方は事前購入が絶対におすすめです。
事前購入は下記SBBスイス国鉄HPで出来ます。
SBBスイス国鉄HP(英語):https://www.sbb.ch/en/home.html
天気は悪いけど車窓は素晴らしい
なんとか電車に乗り込めた筆者は窓の外を眺めてのんびりサルガンス駅へ向かいます。
電車も空いていたので余裕で座れました。
(多分指定席じゃなかったはず)
あいにくの天気で今にも雪が降り出しそうな雲に覆われていましたが、車窓には山と湖が広がりとにかく美しい。
緑もきれいだしずっと見ていても飽きない風景でした。
サルガンスに近づくに連れ、山は雪化粧を始めました。少し標高も上がってきたみたいです。
サルガンスの駅からはバス
サルガンスの駅に着きました。シンプルだけどしっかりと手入れがされていてきれいな駅です。
ここはリヒテンシュタイン首都のファドーツの最寄駅。
ここからバスでリヒテンシュタインに入国します。
同じEU圏内(シェンゲン条約内)だしスイスと同じく永世中立国でもあるリヒテンシュタインへの入国はウォークスルーです。税関や入国審査は存在しません。
フランスとモナコ、イタリアとバチカン市国のような感じですね。
鮮やかなイエローグリーンのバスに乗り込みいざリヒテンシュタイン入国です。
山肌には雪!
景色は基本的に広くて、
入国してすぐに、ファドーツ城が見えてきました。
リヒテンシュタインとは?
改めてリヒテンシュタインについて紹介しておきます。
リヒテンシュタインは世界で6番目に小さい国土を持つ公国。
オーストリアとスイスを隣国に持ち、直接の入国が出来ないため必ずオーストリアかスイスを経由します。
公用語はドイツ語。スイスと同じ永世中立国でスイスと関税同盟を結んでいます。
観光名所はファドーツ城と切手博物館。切手がかわいいことで有名です。
あと国旗がかわいい。
観光案内所と切手博物館
リヒテンシュタインの観光案内所はファドーツ中心地にあります。
他に目立つものがないので割とすぐに見つけられます。
こちらでは入国証明スタンプを押してもらえます。
シェンゲン条約地域内な上、税関や入国審査が存在しないリヒテンシュタインでは入国スタンプがありません。そのかわりとして入国証明スタンプを求める観光客が絶えないようです。
ちなみにモナコでも同様に入国記念スタンプがもらえますよ。
スタンプ帳を用意してもいいし、パスポートに押してもOK。
旅の記念にどうぞ。
そのあとリヒテンシュタインの首都ファドーツの観光名所の一つ、切手博物館を訪れてみました。
規模は小さいものの入場無料という嬉しさ。
内容は
切手のデザインの展示や
切手を作るための版画、
郵便事業の紹介など。
切手がほんとに絵画のように美しく可愛らしくずっと見ていたい気分になりました。
切手やグッズの販売もあったそうなのですが筆者は気づかずスルーしてしまいました・・・
切手買いたかったなぁ。。。
ファドーツ城とファドーツの街並み
高台に見えるのはファドーツ城。現在もリヒテンシュタイン公の官邸として使用されています。
場内に入ることは出来ませんが、ファドーツ城から見渡せる景色は絶景とのこと。
かなりの山登りになる(バスもあるらしいですが)との情報だったので下から眺めるだけに留めました。
そのまま市街地を歩き回ってみます。
リヒテンシュタインの国旗を見つけました。コレですよコレ。王冠とか色合いとかめっちゃ可愛くないですか。
大好きな国旗のひとつです。
街にはびっくりするほど人がおらず、観光客と数人すれ違っただけでした。
建物が新しいのかまるでテーマパークのような景観。ファンタジーの世界です。
国会議事堂やら国立博物館やららしいです。
ちゃんと看板を見たわけじゃないので情報が曖昧ですみません。笑。
なぜか馬がいました。
郵便局も発見。営業してるかはわからず。
リヒテンシュタインから歩けるだけ歩いてみた
一通りリヒテンシュタインを見て回った筆者はまだ空も明るいのですぐにはバスに乗らずバス通りをひたすらサルガンス方面へ歩いてみました。
ちょっと歩けばスイスへの国境越えができると噂だったので。
(今思えばGoogleMapも活用できてない時分にすごい無謀でした・・・笑。)
歩いてファドーツ脱出!
マクドナルドを発見。リヒテンシュタイン国内なのにI'm Swissとか言ってる・・・笑。
メニューを見たら値段がフランスの2倍くらいしたので諦めました。
山が大きい!
標高かなりありそうです。さすが山岳地域。
ここらで諦めてバスに乗りました。
乗ってみてからこのバスがサルガンスに行かないことがわかりめちゃくちゃ慌ててバスの運転手さんに相談したら何やら無線で話し始めて、
「この先の停留所でサルガンス行きのバスが待っててくれるからそれに乗ればいいよ。料金も支払わなくていいように伝えたから」
と言ってくださり無事停留所で乗り継ぎ完了!
つないでくれたバス運転手さんには浴びせるほどのお礼を言って乗り換えました。
リヒテンシュタインのバスの運転手さんめちゃくちゃ優しい・・・。
というかリヒテンシュタインとかスイスの人、みんな愛想がいいし優しいんですよね。
物価が高いことを除けばほんとうに住みたい国の一つです。
おかげで無事サルガンス駅にたどり着き、電車でチューリッヒ中央駅に戻れました。
バス代をケチり地獄を見ることに
チューリッヒ中央駅でコインロッカーに預けていた大きなスーツケースを回収し、この日泊まるホステルまで歩いて移動します。
スイスの物価が本当に高すぎて、貧乏留学生にはとてもじゃないけど駅近くのホテルに泊まるなんて夢のまた夢でした。
仕方がないので駅から徒歩30分くらいのホステルに泊まりましたが男女混合12人部屋でベッド1つ約8,000円もしました。
た・・・高い・・・!
ホステルまではバスもあったようですがあまりの物価の高さにびびってしまい30分くらい歩けるし!とたかを括ってスーツケースを引きずりながら歩き出してしまいました。
これが地獄の始まり。
駅前は街の明かりがありなんの不安もないのですが、少し離れたあたりから街灯がどんどん減りしかも坂道が続く。
インターネットがないのでスマホで道を調べることも出来ず不安なまま紙に印刷した地図を手にチューリッヒの街を歩いていました。
荷物が重いので身体も痛いし、道は暗いし本当にこっちで合っているのか分からないし、人に聞こうにも誰も歩いていないし、
バスに乗りたくてもこのあたりは早く終わってしまうのかバス停で時間を確認してももう便はなし。
もう不安で不安で仕方なかったですね。
ほんとに泣きそうでした。笑。
40分くらい歩いたところでようやくホステルに到着。
チェックインのときにフランス語で受付をしてもらえた時の安心感は言葉では言い表せないほどでした。
ホステル自体は広くて綺麗で、寝る場所はかなりぎゅうぎゅう詰めでしたがなんとか寝床が確保できて良かったです。
スペイン人と意気投合してしばらく喋ったりしていました。
まとめ
スイス、チューリッヒは本当に景色が美しいです。
建物も綺麗だし、何より自然が美しい。
人も優しいし交通も文化も整備されていてとても生活しやすそうです。
しかしながらとにかく物価が高い!!
噂通りの物価の高さです。フランスの1.5倍くらいありそうです。
スイスの方々は高給取りなんですかねぇ。
でも一度は住んでみたい国でした。
次回は引き続きチューリッヒ観光!
市街地をブラブラと歩き回ってみます。
お楽しみに。
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