ニースのお隣、カーニュ・シュル・メールでは毎年11月中旬にFête de la Châtaigne(フェット ドゥ ラ シャテーニュ/マロン祭り)が開催されています。
カーニュ・シュル・メールでは栗農家が多いのでしょうか。そしてMarronではなくChâtaigne がフランス語の栗という意味なのですね。(Marronだと「栗色」という意味になるみたいです。)
お祭りの様子や催し物、露店のおじいちゃんとの交流など、様々な発見があった一日をレポートします。
前回はニースのサロン・ド・ショコラを満喫してきました↓↓
【フランスワーホリ】32回目:ニースのサロン・ド・ショコラに潜入!絶品チョコを職人からいただきました♡【南仏留学】月曜更新
※この記事は2013年4月~2014年4月までの1年間、南仏ニースにワーキングホリデーで滞在していた頃の思い出し日記となります。情報が少し古いのでご注意ください。
カーニュシュルメールまでは今回も自転車で。
ニースの隣町カーニュ・シュル・メールは自転車でもアクセス可能!・・・とはいえ1時間くらいかかりますが。
海沿いを走っていけばお城のふもとくらいまでなら意外とあっという間です。
Velo Blueというレンタル自転車が、年間ライセンスだと1回30分まで無料なので、VeloBlueを乗り継いでカーニュ・シュル・メールにイン。
お祭り会場の近くだと混雑して自転車を停めるのが難しそうだと判断して、少し手前で自転車を返却し、歩いて会場に向かいます。
途中追い抜かしていったバスは大混雑の様子でした。みんなマロン祭りに向かうんですね。
街には沢山の露店と人!
お祭り会場に近づくにつれ、歩いている人の数が徐々に増えていきました。
会場外にも多くの露店が立ち並び、街には活気があふれています。
そういえばいつもカーニュ・シュル・メールにくるときはまっすぐお城に向かってしまうのでちゃんと街を歩くのは初めてかも。
露店はマロンに限らず、パン・サラミ・ワイン・靴・洋服・工芸品など幅広いジャンルで出店されています。
あちこち見ているとなかなか会場にたどりつけません・・・(苦笑)
栗のペーストの試食やワインの試飲など無料で楽しめる
会場の見取り図はこんな感じ。主に広場で催し物を行うようです。
広場では大きな窯で栗のペーストを作っていたり、協賛企業がワインをふるまったりしていました。
栗のペーストはパンに塗って提供しているみたいです。
有料のものもありましたが、基本的には無料や1€の超安価で提供していて、どの配布店舗でも長蛇の列が出来ていました。
また、配布はある程度時間が決まっているみたいなので、無料配布・安価配布物が気になる方は事前のチェック&早めの行動がオススメです。
何故か移動式動物園もある
広場や会場周辺にはなぜが移動式動物園のようなものが来ていて、あちこちに羊や馬、豚などの動物がいました。ミニ動物園のような、家畜公開のような・・・。来場者はファミリーも多いので子供がかなり喜んでいました。
天気も良いし緑も多いカーニュ・シュル・メール。動物がいるだけでとってものどかな空気が流れます。
かくいう筆者も動物大好きなので、存分に漫喫させてもらいました。シャッター押しまくり。(笑)
フランスに来てから動物園に行く機会がなかなかなく(あんまりないですよね。Parc Phonix以来?)動物たちとってもかわいかったです。
靴屋さんとの交流♪
立ち並ぶ露店を見て歩いていると、靴の修理をしているお店を発見。
露店とはいえ使用している機械はかなり年季の入った様子が見受けられてレトロな雰囲気を感じるお店です。
修理をするような高級な靴は持っていないものの、雰囲気に惹かれて機械や修理の様子を興味深く見ていると、修理工のお爺さんが声をかけてくれました。
話した内容はあまり覚えていませんが、すごくレトロでかわいいですねとか、何年やっているんですかとかそんな会話をした気がします。
地元の人と話をしているときによく気づくのですが、「どこから来たの?(国はどこ?)」というのはほとんど聞かれないんですよね。
多分このときも特におじいさんに聞かれてないです。日本人は日本にいる外国の方と話をするとき、ついつい社交辞令的に「どこの国の人?」と聞いてしまいますが、移民の多いフランスではあまり出身国は関係ないのでしょうか。
そのあたりもいい意味で文化の違いを感じることができました。
写真を撮ってもいい?と聞くと格好よくポーズを決めてくれたおじいさん。本当にありがとうございました。
市場の中は陽気な音楽隊が闊歩!
続いて広場のすぐ横にある市場も散策。規模は小さいですが所狭しと商品が並べられています。
そもそもカーニュ・シュル・メールにも市場があることに気づいていなくて、このお祭りで初めて入りました。
中では野菜やチーズ、サラミなどを販売しており他の街の市場と遜色ありません。
色とりどりの商品たちを眺めていると、奥から何やらにぎやかな集団がやってきました。
一様におそろいの赤いパーカーを着て、陽気な音楽を奏でながら闊歩している集団。これもお祭りの一環なのでしょうか。
南フランスにふさわしい明るい雰囲気で、見ているだけでテンションが上がりました。
お店の人もお客さんも楽しんでいる様子。結構大きな音ですが、誰も迷惑そうな顔はしておらず、楽しそうに手をたたいたりしていました。
こういう雰囲気好き!自由な空気に触れて、改めて南フランスに留学しにきて良かったなーと実感しました。
喧騒を離れてシャトーを登る
会場付近はお祭りを楽しむ人で活気にあふれていましたが、1本路地に入ってお城(シャトー)のほうへ登っていけば、いつものカーニュ・シュル・メールです。多少人口が多い気もしますが、相変わらず静かなもの。
ネコちゃんたちも日向ぼっこでのんびりしていました。
この景色、本当に好きです。
頂上についたあたりで街のパンやさんとお祭りの露店で購入したパンをパクリ。
チョコクリームパンを入れてココアパウダーをふりかけたちょっとおしゃれなもの、フランスでは定番のPain au raisan(パンオレザン/レーズンのパン)、シンプルなライ麦パン。
どれもとってもおいしいです。
11月とはいえ南フランスの日差しはとても暖かいのでまだまだ外でのランチも楽しいですね。
カーニュ・シュル・メールは私の憩いの場所です。
自分へのお土産にマロンジャム。
城を降りたあとはふたたびマロン祭りを覗きました。目的はお土産購入!
自分とニースの友人にお土産を買いたいなと思い、ある程度目星をつけていました。
栗をつかったお菓子やパンなども多くありましたが、ダントツで販売数が多かったのはマロンクリーム!
これなら日持ちもするし見た目もかわいいのでお土産に最適ですね♪
お値段は少々貼りますが・・・。
私が買ったプチサイズのマロンクリームも5€でした。
友人のものはもうちょっと大きくて7.5€。
出費は覚悟の上でお土産探しをしたほうが良いかもしれません。(笑)
とはいえ、翌日の自宅で食べてみましたがとても味が濃く新鮮でおいしかったです。
デザインも手作りという感じがあってかわいいですよね。
ぜひお土産にどうぞ。
まとめ
ニースのお隣、カーニュ・シュル・メールで楽しんだマロン祭り。
入場無料だし栗ペーストやワインの無料配布などもあるのでぜひ気軽な気持ちで参加してみてくださいね。
運が良ければ現地の人との交流も楽しめるかも。
筆者自身もとても良い経験になりました。
次回は紹介しきれていないニースの日常写真などを。ちょっとのんびり回です。
このころすでにニースに住んで8か月。ほぼ毎日のようにお散歩をしているので、在住者が見ている何気ないけど美しい景色などを紹介できればいいなと思っています。
お楽しみに。
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