日光に来るならぜひ泊まりたい日光金谷ホテル。
クラシカルで落ち着きのある敷地内は、静かに日光を満喫したい大人旅にぴったりです。
日光東照宮からも徒歩でアクセスできる立地の良さと、ホスピタリティ溢れる素晴らしい接客で、優雅な日光旅を楽しんできました。
日光金谷ホテルの概要
【名称】日光金谷ホテル
【所在地】〒321-1401 栃木県日光市上鉢石町1300
【TEL】0288-54-0001
【チェックイン/チェックアウト】15:00 / 11:00
【アクセス】
(電車)
東武日光駅よりシャトルバス約5分
路線バスの場合は「神橋」バス停下車後入り口急坂を登る必要があります。
(車)
日光ICより約10分
【駐車場】
敷地内駐車場 あり(無料)
【宿泊価格】(例)デラックスタイプツイン 朝夕付き 29,887円税込/人 他
【予約】日光金谷ホテル (楽天トラベル)
【公式サイト】https://www.kanayahotel.co.jp/nkh/
今回宿泊したのは日光東照宮にほど近い日光金谷ホテル。
金谷ホテルは他にも中禅寺湖近くと鬼怒川にありますが、日光金谷ホテルはその中でも最も歴史が深く伝統のある施設となっています。
「日本最古のクラシカルホテル」とのことでしたので多少の古さは覚悟しながらも、建物の装飾やお食事の評判が良かったため宿泊を楽しみにしていました。
アクセス
日光金谷ホテルまでのアクセスは東武日光駅からシャトルバスまたは車がオススメ。
なぜならホテルに入るまでに短いながらもかなりの急坂を登る必要があるから…。
車いすの方・ベビーカーの方はかなり厳しいと思うのでシャトルバスや車・タクシーでのアクセスをご検討ください。
場所としてはJR日光駅・東武日光駅から日光東照宮へ向かう際に左手側に見えてくる神橋の手前。
神橋の少し手前の左手に休坂が見えてきますのでそちらを登ります。
みはしというステーキレストランと日光星の宿というホテルが見えてきたらその奥にあるのが日光金谷ホテルです。
正面に見える真っ白な建物が本館、右に見える建物が新館とのこと。
今回は車でアクセスしました。
チェックインよりだいぶ早く着いてしまいましたが車を置いて観光に行くのを快諾してくださり、車を置いてゆっくり日光東照宮の観光を楽しむことが出来ました。
↓↓日光旅行レポはコチラ↓↓
お部屋
夕方、フロントにて手続きをしお部屋へ向かいます。
フロントは時間帯によっては混み合う(高齢のお客が多いので通常より時間がかかる印象)ので時間には余裕を持ってフロントへ行きましょう。
今回のお部屋は新館のデラックスツインをお願いしていました。
(新館入口)
尚、新館にはエレベーターがないためお子様連れや高齢の方は注意が必要です。
2階のデラックスツインはこんな感じでした。
部屋によってかなりレイアウトや調度品が異なるようです。
天井がかなり高く驚きました。
実際の平米数よりも広く感じます。
どうしても全体的に古さは否めませんが清掃がきちんとされており清潔な印象。
初めて来たのに懐かしさを感じる趣です。
窓際にはソファーとテーブルがあり、テーブルには茶器セットと茶菓子が置かれていました。
あとで土産屋に行って知ったのですが、このお茶菓子は金谷ホテルオリジナルのクッキーなんですね。
サクサクと歯触りがよく上品な舌触りでとってもおいしかったです。
窓はとても広く開放的。
ただし建物が歪んでいるのか一度ガラス障子を開けると閉めるのに一苦労でした…笑。
お水は人数分置かれていました。
お茶を入れる際に使用させていただきました。
冷蔵庫は小さめです。2段あるように見えますが下にあるのはただの台なので上だけです。
机がありゆったりと本を読んだり作業をしたりということが出来ます。
ここでお手紙を書いて友人に届けるのも楽しそう。
テレビはお部屋に対してはやや小さめ。
余談ですがちょうど先日行った富山の雪の大谷を特集した番組をやっていたので楽しく見て夜を過ごしました。
鍵が独特の形をしていて、少し重かったのですが印象的でした。
お風呂はこんな感じです。
トイレと同室ですがかなり広いので気になりません。
ただし入浴中は同行者がトイレに入れないのが難点…。
洗面台も広くて使いやすかったです。
バスルームの配管系は古さが目立ちました。
広い&タイル張りなので冬だとちょっと寒々しい感じがあるかもしれません。
アメニティもバスルームに置かれています。(この部屋はトイレの上の台でした。)
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ、ヘアブラシ、カミソリ、歯磨きセット、綿棒、コットン、ヘアゴム、スキンケアセット(メイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液)が置かれていました。
ドライヤーはパナソニック。あまり風量がないので乾かし心地はイマイチ。
荷物置き・クローゼットは入り口近くにあります。
ハンガーが4つしかないので冬場などは少し困るかもしれません。
部屋着は浴衣タイプでした。
浴衣・スリッパでの館内移動は出来ないため寝るためだけの衣装です。
空気清浄機も置かれています。
お部屋からの景色はこんな感じ。
正面に中庭、のぞき込んだ右手側に男体山が見えます。
隣や外の音が聞こえてくることは少なく、快適に過ごすことが出来ました。
館内
荷物を置いて一通り客室内をチェックしたら次は館内散策です。
ここ日光金谷ホテルは館内の装飾をウリにしており、建物自体が貴重な文化財となっています。
まずは新館の扉。
素晴らしく細かい木彫りが宿泊客を出迎えてくれます。
この扉の「押す」の文字が「をす」と書かれているのもレトロでかわいく見えてきます。
続いて本館です。
真っ白な塗りの建物と大きな窓が目を引きます。
入り口は手動の回転ドアになっており、開業当時の明治時代へ時間旅行の始まりです。
フロントの背には創業者などの写真が飾られています。
フロントの吹き抜けを見上げると2階を支える欄干が神橋のように見えます。
鹿のハンティングトロフィーがとても立派です。
左奥に見えるのが土産物屋とその奥にパン屋があります。
土産物屋の手前で右に曲がって振り返ると「眠り猫」がいます。
東照宮の猫より顔がふっくらとしていて貫禄がありますね。
階段には「想像の象」がいます。
フロント裏にはロビーがあり、赤いじゅうたんと重厚感のあるブラウンの調度品がクラシカルな印象を演出しています。
ロビーにも広い窓があり、中にはをゆっくりと眺めることが出来ます。
ちなみにソファはかなりふかふかで座ると深く沈み込みます。
こんな大時計も大きな温度計もいまではなかなかお目にかかることが出来ません。
この日は利用できませんでしたがビリヤード台がありました。
ここの壁ではホテルに宿泊した著名人の宿帳の写真を見ることが出来ます。
階段の手すりには徳川家の三つ葉葵がデザインされたライト(?)が取り付けられていました。
宴会などで使われる小食堂は格子絵天井になっており鳥や天女などが描かれていました。
また壁には十二支をモチーフにした木彫りの彫刻が飾られており眺めているだけでもまるでい美術館に来たような気分。
小食堂からお手洗いまでの長い通路には日光金谷ホテルの歴史の説明と当時の写真が飾られていました。
スタッフさんの話ではこの本館はもともと2階建てだったものを、新館を作るにあたって新たに地下を掘り3階建てにしたそうです。
つまりメインダイニングのある2階部分は開業当時は1階だったのですね。そんな増築の仕方もあるのだと思わず唸ってしまいました。
お庭
中庭にはちょうどつつじが咲いていました。
本来はここから神橋の掛かる大谷川まで歩いて降りられるようなのですが「熊の目撃情報があったため散策路立ち入り禁止」となっていました…。残念。
でも中庭自体もきちんと手入れされていて美しいし、中庭から見る建物もなかなかに見ごたえがあります。
季節が良ければすぐ裏の大黒山をハイキングすることも出来るそうです。
登山好きの血が騒いでしまいます笑。
今回は虫の多い初夏ということとワンピースで訪問していたため、大黒山ハイキングはまたの機会ということにしました…。
夕食
お楽しみの夕食です。本館2階のメインダイニングでいただきます。
夕食はトラディショナルディナーかToday’s ディナーかその場で選択できます。
今回はせっかくなのでトラディショナルディナーをいただくことにしました。
トラディショナルディナーはおよそ100年前に実際に金谷ホテルで提供されていたメニューを一部再現して提供するコースメニューとのことです。
注文したドリンクで乾杯をしたあと、アミューズが運ばれてきました。
カニを使用したジュレと人参(?)のスムージー。
これがとてもおいしかったです。カニの香りとクリーミーなスムージーが心地よく混ざり合います。
味付けも濃くなくて食べやすいです。
サラダにはオリジナルドレッシングがかかっており、さらにお好みで縁に置かれているジェノベーゼソースを付けることもできます。
カボチャのポタージュはさすがの絶品でした。
良く裏ごしされていて舌触りもよく滑らか、カボチャの甘みがふんだんに感じられる仕上がりです。
パンは金谷ホテルオリジナル。
併設のパン屋で購入することもできます。
焼きたてでほんのり甘みを感じる柔らかいパンでした。
カニコロケットは伝統メニューの一つ。
カニの風味がやさしく感じるホクホクとしたコロッケです。
日光虹鱒のソテーも伝統メニューの一つとのこと。
甘辛い味付けでしっかりめにソテーされています。
思っていたよりも虹鱒が大きかったのと、個人的には味もそれほど…といったところ。
好みは分かれそうです。
デザートは季節のシャーベットとフルーツ添え。
見た目の可愛さと新鮮なフルーツを使ったおいしいデザートでした。
最後にコーヒー(紅茶も選べます)をいただきながら小菓子をつまんでゆっくりと。
良く見るとメインダイニングにも美しい彫刻が飾られていたり、大きな窓から見える景色も美しく、カトラリーもノリタケでそろえられており、優雅な食事を楽しむことができました。
朝食
朝食もメインダイニングでいただきます。
大きな窓から差し込む朝日がとても心地よいです。
追加料金で和定食も選べるそうですが、オムレツが名物とのことなので通常のアメリカンブレックファストをいただきました。
卵料理と肉料理をそれぞれ選択でき、
卵料理→プレーンオムレツ
肉→辛口ソーセージ
という組み合わせにしました。
フルーツジュース、サラダ、トースト、オムレツ、肉料理、ポテトという比較的シンプルな朝食でしたが個人的には程よい量でちょうどよかったです。
お味もとても良かったのですが、個人的にはトーストはもう少し良く焼きでさっくりと行きたかったところ。
割ともっちりとした食感でした。
金谷ホテルのお土産
金谷ホテルでは多くのお土産品を取り扱っています。
ホテル内売店または通販で購入することが出来るのでぜひ味わってみてください。
デザインもレトロでかわいいものが多いです。
(缶がかわいすぎて捨てられなくなります…)
クッキー
ベーカリー
ライスカレー
アップルマロンパイ
バウムクーヘン
まとめ
憧れの日光金谷ホテル、実際に泊まってみた感想としては
- 建物が文化財として素晴らしい
- スタッフさん皆さん感じが良く、フレンドリー。本当に素晴らしかったです。
- 食事はおいしかったけど期待ほどではなかった
- でもメインダイニングの雰囲気が良くて食事がとても楽しかった
- 入り口の上り坂はきつい
- お土産はとてもかわいい。特にクッキー缶。味も良い。
- 中庭と男体山が見える景色はとても良い
- お部屋は古いけど清潔。天井が高く、広く感じた。
- とにかくスタッフさんがみんな素晴らしい!!!!それだけでまた泊まりたくなるホテル
でした。
本編であまり記述していませんでしたが従業員の方に対しては、本当に皆さん丁寧かつフレンドリーでとても過ごしやすかったです。
有名ホテルにありがちなお高く留まっている感じは一切なく、おもてなしの気持ちがとても感じられました。
車の事前駐車、ドアの開け閉め、館内の案内、フロントの対応、お部屋の案内、食事の対応、すべてを取ってみてもパーフェクトでした。
文化財としても素晴らしく、居心地の良い日光金谷ホテル。
ぜひ日光旅行の際にご利用ください。
\日光金谷ホテルのご予約・詳細はコチラからドウゾ/
関連記事
【仕事をしながら日本一周】【第31回】【栃木県】日光で誰もいない華厳の滝を堪能!冬の日光もなかなか良いかも?!二荒山神社宝物殿がとてもオススメです。
【宿泊レポートin群馬】四万温泉のやまぐち館がとても良い!おもてなし溢れる女将の紙芝居と透明度の高い川の景色を楽しめる癒しの旅館ステイでした♪
★↓↓この記事が「役に立った」と思ったらポチっとお願いします!!↓↓★
にほんブログ村