南フランスへワーホリ留学中の筆者が、ニースを飛び出しドイツはベルリンの旅行中!
ベルリンは近代化した都市、おいしいグルメ、かわいいアンペルマンなど魅力が満載ですが、後編では戦争の歴史を辿っていきたいと思います。
一部衝撃的な写真もありますので閲覧の際はご注意ください。(処刑場跡の写真です。)
前回はベルリン散歩とベルリン動物園を巡りました↓↓
【フランスワーホリ】第60回:ドイツへ飛び出せ!アンペルマンにメロメロ&戦争の歴史が色濃く残るベルリン散策【南仏留学】月曜更新
※この記事は2013年4月から2014年4月の1年間、南仏ニースにワーキングホリデーで滞在していた頃の思い出し日記です。情報が少し古いのでご注意下さい。
ベルリンの壁
駅前で名物のアプフェルベルリナを購入してスタート!
アップルのパンなのですが、周りについているサクサクとしたクッキーのようなものが美味しかったです。メロンパンのアップル版みたいな。
お値段は1.29€。日本円で150円くらいです。
地下鉄に乗って目指すはベルリンの壁。
東西ドイツを分断していた壁の遺構です。
私にとって戦争は遠い昔の出来事のように感じていたのですが、掘り下げていけば行くほどそういうわけではないのがわかり複雑な気持ちになっています。
例えばこのベルリンの壁も崩壊したのは私が生まれた2年後の出来事。
終戦で全て終わり!解決!ではなく、様々な形で国同士の歪み合いが残っていたという事実に悲しさを覚えざるを得ません。
日本が巻き込まれていないだけでまだ続いてる戦争もあるし国内の混乱も残ってますものね。
そんな想いを抱えてベルリンの壁。
今はメインで残されている東駅近くの壁は現在イーストサイドギャラリーとしてアーティストたちのウォールアートが描かれています。
一番有名なのはこちらの絵ですね。
東ドイツの国家評議会議長だったホーネッカーとソ連のブレジネフが口づけを交わすもの。
深いメッセージ性を感じます。
私が一番気に入ったのはコチラ。
ドイツの国旗とイスラエルの国旗が重なったデザインのものです。
ドイツの戦争の歴史を語る上で絶対に目を背けてはいけないのがヒトラーによるユダヤ人の迫害。
ユダヤ人の国家とも言われるイスラエルとそれを迫害していた当時のドイツ国家が手を取るような印象と希望を与えてくれる絵だなと思いました。
筆者のヨーロッパ留学の一つのテーマとして「ホロコーストでの出来事をこの目で見る」というものがあるので、その片鱗に触れることが出来て感慨深いものがありました。
東西を分断していたベルリンの壁は一枚ではなく2枚の壁と壁の間に広い通路がありそこで東ドイツから西ドイツへの逃走者を見張る台があったそうです。
ちなみに壁を越えようとする人がいるとその場で射殺されてしまうんだとか・・・。
短期間で壁が形成されたこともあり、東西で分断されてしまった家族も多く、壁を越えようとするなどして136名の方が亡くなったと発表されています。
同じ国なのになんでこんなことになってしまうのでしょうね。
ベルリンの壁沿いに歩いていくと美しいオーバーバウム橋という橋が見えてきます。
オーバーバウム橋からはベルリン市内とシュプレー川を一望できます。
観光名所ともなっていますので要チェックですよ。
ブランデンブルグ門
続いて移動した先はブランデンブルク門。
かつての税関門の一つで、ベルリンのシンボルともなっています。(ユーロコインのデザインにも使われていますので探してみてくださいね)
すぐ横のスターバックスでコーヒーを購入して、飲みながらブランデンブルク門を撮影したり眺めたりしてました。
あ、外国で初めてスターバックスのカップの名前をちゃんと書いてもらえました!笑。今まで一度も正しく書かれてことなかったのに。
広場で結婚式をしていたりすぐそばにUniversalの大きなオフィスがあったりと今では賑わいを見せるブランデンブルク門も、東西ドイツで分断された時には一時的に無人広場になっていたというのだから驚きますね。
カイザーヴィルヘルム教会
再び電車に乗り込み、ベルリン中心地のカイザーヴィルヘルム教会へ。
前回は外観しか見れませんでしたからね。
外から見ても青いガラス?の綺麗な教会だなと思っていたのですが中がまたすごい。
黄金の装飾と真っ青なステンドグラス。
他では見ることのできない珍しい八角形の礼拝堂でただただ圧倒されるばかりでした。
旧教会は空襲で破壊されたそのままの姿が残されていますが、中の見学も可能です。
この時はちょうど修繕工事中でしたが、それでもすごい迫力でした。
立派な教会が空襲で壊される・・・本当に戦争とは愚かなものです。
夕飯は名物アイスバイン(豚の塩焼き)
ようやくディナーでドイツ名物にありつけます!笑。
夜の街を歩いていい感じのお店を発見。
アイスバインは豚の塩焼きのことらしいです。
どんな姿で出てくるのかな。楽しみ!
出てくるまでドイツビールを飲んで待ちます。
ドイツビールはさすがおいしいですねー!コクがあるのに重くない!
そしてアイスバインも登場。
え、思ってたよりでかい!まさかこんなにまるまると出てくるとは!笑。
友人の揚げアイスバインもすごかったです。
味は美味しいけどお肉はちょっと歯応えがある方で私は苦手でした。
あとボリュームがすごすぎて食べきれなかった。ごめんなさい!
でもお店の雰囲気とか店員さんとかすごくいい感じで気持ちの良いディナーになりました。
ありがとうございました。
プレッツェンゼ―記念館(閲覧注意)
翌日は電車を乗り継いでベルリン郊外へ。
目的地はプレッツェンゼー記念館です。
こちらもヒトラー政権の負の遺産。ヒトラー抵抗運動に参加していた市民が幽閉され、2000人以上が処刑されたとされています。
現在もプレッツェンゼー刑務所として利用されていますが、処刑場はそのままに一般公開されています。
こちらが処刑場です。
絞首刑のフックがそのまま残されています。
明るい暖かな日差しが、少しでも犠牲者の心を癒してくれればいいなと思います。
すぐ隣が展示場になっており、当時の様子などを説明したボードの展示がされています。
外には刑務所の監視塔が見えていました。
さよならドイツ
最後にベルリンの街をお散歩してドイツを後にします。
もう一回アンペルマンショップに行ったり、
再びカイザーヴィルヘルム教会を眺めたり。
街のあちこちにいたこの熊さんはなんだったんだろう。
とにかく良い街でしたベルリン。
またゆっくり来たいです。
今回行けなかったザクセンハウゼン強制収容所も見に行きたいですしね。
帰りの飛行機ではニースに近づくにつれ山の雪が溶けていて本当に暖かいところに帰るんだなという感覚になりました。
着いたらやっぱりリゾート地でしたね。笑。
まとめ
ベルリン最高でした!
また行きたいです。食べ物も美味しいし街も綺麗だし人も優しいし日本に近い感覚です。
ベルリン以外のドイツも行ってみたいですね。ミュンヘンとか。
次回はマントンのレモン祭りに行ってきますー!
ニースで仲良くなった友人たちとワイワイ行きますよ。
たまには賑やかな旅も良いですね。
ドイツの写真と1週間も変わらないはずなのに、まるで違う南国リゾートの写真もお楽しみに!
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