こんにちは!仕事をしながら日本一周。第2回は福島県です。
前回の茨城県で予告した通り、早速常磐線に乗り込んで鈍行どんぶらこと福島県の富岡駅へ向かいました。
2017年10月21日、震災から6年と8ヶ月が経ってようやく富岡駅までの常磐線がつながりました。
・・・
今回の記事は少しデリケートな内容が含まれます。苦手な方や批判的な見方をする方はどうぞお控えください。
私自身軽い気持ちで富岡駅へ行ったわけではなかったのですが、やはり現実を目の当たりにしてショックを受けた部分はありました。
だからといって「国が悪い!原発反対!」だとか[福島に偏見を持たせるような]記事を書くつもりはありません。
「私自身が見てどう感じたか」
「大好きな日本の一つの街として、私たちに何が出来るか」
を中心にご紹介できればなと思います。
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前回(茨城県)の記事はコチラ↓↓
【福島】の旅の概要
日数: 日帰り
巡った場所
- 福島県富岡駅(常磐線)
- アクアマリンふくしま
食べたもの:ズワイガニのドリア(アクアマリンふくしま)
買ったもの:長久保のしそ巻き(富岡駅)、桜あんくるみゆべし(いわき駅)、ままどおる(泉駅)
前回に引き続き今回も期間中なので青春18きっぷの利用です。
東京〜富岡駅までは片道およそ4500円。
乗車時間は約5時間です。
18きっぷを利用しているので往復で2,360円なんですけどね。
始発で渋谷駅を出てから目的の富岡駅に着いたのは午前10時。
日暮里からの常磐線は終始座れたし、水戸駅・いわき駅で次の電車の乗り換えや駅停車時間が長かったのでちょっと歩き回れるのでトータル約5時間とはいえそれほど辛くなかったです。
いわきを出てからは美しい桜と異様な光景
いわき駅〜富岡駅までの車窓は海が見えて山も見えてとても綺麗でした。
まだ桜が残っており、山一面がピンク色に色付いた場所もいくつも見られ、とても美しく感動しました。自然が残っているのは何よりもいいですね。
ただ、富岡駅に近付くにつれて徐々に雰囲気が変わってきます。
海沿いが違和感のある整備のされ方、広い空き地に積み重ねられたおびただしい数の黒いポリ袋。
(車窓に見えた除染廃棄物)
これらは原発事故による放射能の除染作業によるものだとわかります。
ポリ袋のあまりの数に言葉を失うばかりでした。
それでも逆に考えればそれだけ除染作業が進んでいるという証拠。
現場の作業員の方には本当に頭が下がる思いです。
まだまだ埋め立て処理の問題などたくさんありますが、徐々に解決に向けて進んでいるんだなというのが実感できて良かったです。
富岡駅・夜ノ森の桜。タクシー予約がオススメ!
富岡駅のお隣駅、夜ノ森駅は桜の名所。夜ノ森駅から徒歩5分ほどのところで桜のトンネルに出会えるとのことでした。
朝からあいにくの雨でしたが、運良く富岡に着いた頃には雨も上がり散策には最適でした。
現在もまだ夜ノ森が含まれる富岡〜浪江駅間は不通区間のため富岡駅からは代行バスの利用となります。
ですがてっきり富岡〜浪江間のすべての駅をバスでカバーしてるのかと思って臨んだのですが、富岡駅についてバス停の時刻表を見てみると富岡から浪江へはノンストップ・・・。
(案内板の下に小さく到着駅が書いてある。)
市バスなどもなく、代わりにタクシーを探すにもタクシーの影はまったく見当たりません・・・。
スマホのマップで調べると徒歩1時間ほどかかるところのようなので今回は諦めました。残念。
夜ノ森の桜を観に行かれる方は予めタクシーを予約しておくと良いでしょう。
(電話番号はコチラ↑↑駅にタクシーは停まっていませんでした。)
6号線まで出てみましたがタクシーどころか車の往来も少なかったです。
早々に夜ノ森行きをあきらめて富岡駅周辺をブラブラ。
至る所に地震の影響でバスが運休しているだとか6号線の歩行やバイク禁止などの張り紙・看板がありまだまだ地震の爪痕が残っているなと感じました。
また、富岡町自体は帰宅困難区域を解除されているものの地域に戻っていない人はまだまだ多いようです。
それを証明するかのように、街に人が歩いてる姿は見られませんでした。
たまたまかもしれませんし、ましてや雨の土曜の午前中なんて外に出ない人がほとんどだとは思いますが。笑。
とても静かで寂しく感じました。
(ひとっこひとりいない富岡の街)
ただ、街にはコンビニや牛丼屋が少しずつオープンしだしていて徐々に回復に向かっている様子も見られました。このまま一歩ずつ着実に復興が進んで行くことを願うばかりです。
あちこちの桜もすごい綺麗で良かったけど、次回はちゃんと夜ノ森行って桜トンネルを見てみたいです。来年には代行バスでなく常磐線が開通していると信じています。
(来年にはこの先の駅も開通するとのこと)
(奥の森を拡大。桜が満開でほんのりピンク色になっているのが分かる)
(車窓から見た桜と遠くに見える放射能廃棄物の山(木戸駅手前あたり))
富岡をあとにしてアクアマリンふくしまへ。
11:30富岡発の上り電車に乗り、一路アクアマリンふくしまへ。
このとき乗った上り電車がまさかの特急車両!電車好きなのでめちゃくちゃテンション上がりました。おかげさまで乗り換えのいわきまで快適も快適。出来ればこのまま東京まで乗りたかった〜。
後ろ髪を引かれながら電車を乗り換えさらに3駅先の泉駅へ。
ここからバスに乗り換えてアクアマリンふくしまに向かいます。
ちょうどタイミングよくバスが来たので駅に着いてから30分くらいでアクアマリンふくしまに到着!
え!!めちゃくちゃでかい!!きれい!!
ガラス張りの建物でとてもスタイリッシュ。
津波の被害を受けたと聞いていたからそのあと完全に建て直したんでしょうか。
手前にはめちゃくちゃ大きいイオンモールを立てており2018年8月開業らしいです。アクアマリンふくしまもなる小名浜エリアはこれからどんどん盛り上がっていきそうですね。
いざ、入館料を支払ってアクアマリンふくしまの中を観覧します。
アクアマリンふくしまの中はたくさんの工夫がされていてとても面白かったです。
詳しいレポートは別で作成してますが、子供達の目線で作られていたり、さまざまな形式の体験コーナーがあったしてアクアマリンふくしまが伝えたかった「環境水族館(海を通して人と地球の未来を考える)」というテーマがひしひしと伝わるような内容でした。
イルカやクジラのような目玉の哺乳類はいないものの、全く他の水族館と見劣りしない、むしろ他の水族館よりも好感度の持てる展示内容でした。
アクアマリンふくしまも東日本大地震で大きな被害を受けた場所だったので6年経ったとはいえまだ爪痕が残っているかもと少し心配に思っていたのですが、街はすっかりきれいに整備され再び活気が溢れていて安心しました。
きっと目に見えない部分でまだまだ支援が必要なところはあるとは思いますが、いつまでも「被災地」というネガティブな印象でいてはいけませんね。今回行けたことによって「新しく街が整備され活気のある街づくりが始まっている。津波の教訓を受けて様々な情報を県外の人にも発信してくれている」という印象に変わりました。
本当に素敵な街と水族館でした。
ランチで食べた水族館らしい「ズワイガニドリア」も美味しかったです。
福島らしいものかと聞かれたらそうでもないかもしれませんが、これも現地飯の一つとして許してください。笑。
アクアマリンふくしまのレポートはコチラ↓↓
まとめ
仕事をしながら日本一周の第2回は【福島県】でした。
日本一周コンプリート経過地図はこんな感じ。
まだまだ先は長いです。笑。
福島に行ってみた感想は「行って良かった!」これにつきます。
ショックを受けた部分もあったけど、ちゃんとこの目で見たからこそ「もっと私に出来ることはなんだろう?」と考えることができました。
とりあえず些細ながらこのブログでの紹介と、富岡の駅コンビニでお土産買って帰りました。
アクアマリンふくしまも予想以上に良かったしまたぜひ来たいです。
福島県に来るのは東日本大地震後のボランティア以来の2回目ですが、前よりももっと福島のことが理解できて大好きになれました。
色々あるけど私は日本が大好きです。改めて実感しました。
今日会った駅員さん、店員さん、運転手さんなどなどみんなに「ありがとう!!一緒に頑張ろう!!」て言いたい気分です。
長くなってしまいましたがご読了ありがとうございました。
次回はどこ行きましょうかね。GWに静岡かなー。まだ未定ですが今後とも応援のほど宜しくお願いします。
みなさんもぜひ福島へ足を運んで見てくださいね♪
今回訪れた富岡町では4/18に桜祭りがあるそうですよ。
それではまた。
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