
知床に来たからにはシマフクロウが見たい!!
そう思って予約をしたのは北海道羅臼町にある「鷲の宿」。
シマフクロウの観察が出来る民宿として有名な場所です。
民宿ということもありインターネットでの情報はかなり少なく、予約も電話のみと、ネット依存の筆者にはなかなかハードルの高いお宿でしたが、実際に行ってみると古さはありながらもシマフクロウの観察はバッチリ楽しめてとても良いお宿でした。
羅臼1泊2日レポートも交えてご紹介していきます。
ウトロバスターミナルを出発
公共交通機関での移動のため、初日はウトロバスターミナルから出発。
羅臼までは約1時間の道のりです。
車窓からは知床峠付近で羅臼だけと国後島を臨むことが出来ました。


いきなりシカと遭遇
羅臼のバスターミナルから道の駅へ向かう途中、いきなりシカと遭遇。

悠然と道路を渡っていました。

世界遺産の街知床・羅臼では動物優先。
シカが道路を渡るのを待って、車がゆっくりと進んでいく姿がとても知床らしいと思いました。
道の駅 知床・らうすで黒ハモ丼

時刻はまだ10:30でしたが、混雑を避けるために早めのランチ。
道の駅知床・らうすの2階にあるレストランで黒ハモ丼(当時1,500円。)を注文。

早い時間に来たのが功を奏してまだお客もまばらで窓際のカウンター席をゲット。
まぶしかったけど海が見えるのがとても気持ち良い。

黒ハモ丼はこんな感じです。

うな重の黒ハモバージョンという感じ。
骨もありますがしっかり骨切りされているのでそのまま食べられます。
甘辛いタレで香ばしく焼いている黒ハモはご飯との相性抜群。
しっかり量もありましたがペロッと完食してしまいました。
ごちそうさまでした!
北の国から2002遺言「純の番屋」
羅臼には北の国から2002遺言で登場した純の番屋という建物を再建した飲食店があります。

北の国からに詳しいわけではないですが、観光スポットにもなっているのでせっかくなので立ち寄りました。
道の駅から徒歩10分くらいです。
たくさんの人が来ていました。
食事は海鮮丼などがいただけるようです。

シャチベビーカステラ

道の駅に戻り、近くのお店でシャチカステラを購入。

15個入り500円。
見た目がめっちゃ可愛いです!
天気の良い日だったので海を背景にパチリ。

実はこの日はクジラウォッチングのクルーズを予約していたのですが高波で欠航。
海に出られなかった分、カステラシャチに海を満喫してもらいます。
羅臼国後展望塔

5月に羅臼に来た時にも寄った羅臼国後展望塔。
前回は車でスススッと坂を上ってしまいましたが、今回は歩きだったので汗だくになりました。
途中にスキー場とかがあって、冬はみんなここでスキーするのかなーとか考えながら頑張って登りました。
相変わらずの絶景です。

いつかあの島に渡ってみたいですね。早く解放されないかな。
(返還どころかそもそもずっと日本のものだし…)
鷲の宿
道の駅に戻り、お店を見て時間を潰したりして、予約していたお宿の迎えを待ちます。
今夜の宿は「鷲の宿」という民宿で、シマフクロウの観察ができる宿として有名です。
優しそうなお母さんが普通乗用車で迎えに来て下さり宿に到着。

道中は世間話もしつつ、現地に到着した途端詳しい説明もないまま「2階の奥の部屋に入っててください〜」だけであとは説明一切無し!笑
辛うじて夕飯の時間が17時ということだけ聞き出して、自力で部屋に行きます。
2階建ての小さな民宿で、風呂トイレは共同。
部屋に入ると布団、テレビ、ティッシュがあるだけのシンプルなお部屋で、鍵が置かれているので一応戸締りは可能。

宿の前には川が流れていて、隣にある観察小屋でも観察OKのようです。(夕食時に聞きました)

観察小屋にはお茶やコーヒーの出るマシンがあり、こちらは無料で利用可能。

近くにいた他の宿泊者もあまり説明がされなかったようで、みんなで情報交換をしながらなんとか宿の使い方を把握しました笑
あったもの
- 歯ブラシ
- ドライヤー
- ボディソープ
- シャンプー・コンディショナー
- タオル
なかったもの
- 寝巻き
- 歯ブラシ以外のアメニティ
- ウォシュレット
- 電波(WiFiもあるけど弱すぎて一度も繋がらなかったw)
トイレはウォシュレットなしの水洗ボットンタイプ。

お風呂は年季の入った浴槽でしたが意外にデジタル湯沸かし器でした。

ちゃんとボディソープとシャンプー・コンディショナーはあります。

フクロウが見れること以外はおまけみたいなものなので、あまり期待せずにしっかり準備をして泊まりましょう。
夕食は結構豪華でした。

相席でしたが、1人でいらっしゃってた高齢女性の方と意気投合し、鳥観察の話などを沢山聞かせてもらってとても楽しい夕食タイムとなりました。
豚肉がとても美味しかったです。
フクロウはこの通りばっちり!

観察開始1時間ほど(18半時頃)で姿を現してくれて、安い双眼鏡+iphoneSEでもこのくらいの撮影が出来ました。
現れた瞬間はさすがに大興奮でしたね。
30分ほどそこにいてくれて、バッチリ観察が出来ました。
そのあとは全く姿を現してくれませんでしたが…。
鹿とキツネはたまに遊びに来てくれたのと、部屋を暗くして観察していたので星空がとても綺麗で、なんやかんや楽しい観察会でした。

フクロウがいなくなり、お風呂が空いていたので20時頃お風呂タイム。
脱衣所には鍵がなく、しかも勝手口からダイレクトに入れる仕組みなのでヒヤヒヤしました笑
お風呂は年季が入っているけど使う分には問題なしでした。
少し寝て、1時頃に目が覚めるとまたフクロウが来ていたので観察。
しかも3羽いました!
さすがに3羽同時にいる写真は撮れませんでしたが、2羽まではなんとか。


どうやら左側にいるのは雛のようです。でっっっか。
餌がまだ上手く取れないのか、親鳥からエサを欲しがってピィーピィー鳴いていたのがとても可愛かったです。
9月上旬とはいえ窓を開けっぱなしにしていると真冬かのように寒く、布団と毛布をかぶりながらひたすら観察。
飛び立ってしまったあと少し横になって眠ったり、また目が覚めた時に外をみて、フクロウが来ていれば観察&撮影。

その繰り返しで朝方まで過ごしました。
身体的にはきつかったけど、念願のシマフクロウを堪能出来て大満足。
早朝明るくなってきたころに、枝にとまる2羽のフクロウが仲睦まじく見えてこちらまで幸せを分けてもらったような気分です。

朝食は7時からで納豆鮭定食が用意されていました。

観察重視でゆっくり寝れていない身体にしみる優しいご飯でした。ありがたい…。
他の宿泊者の方と観察の感想を話し合ったり、お宿の人とも季節ごとのフクロウの様子や羅臼の話が出来て楽しかったです。
荷物をまとめて帰りもまた道の駅まで送ってもらいチェックアウト。(お支払いは出発直前でした)
お世話になりました。またいつか泊まりにきます。
またまた道の駅知床・らうす

帰りの前にもう一度道の駅知床・らうすで食事をいただいていきます。
さっき朝ごはんを食べたばかりですが、バスの時間を考えると今食べて早い便に乗って帰りたい。(とても眠かったのです笑)
注文したのは羅臼昆布羅ーめん(当時900円)。

羅臼の名物である昆布を練りこんだラーメンです。

スープももちろん昆布だし。
優しい味わいかつ昆布だしの旨味が生きたラーメンでした。

こちらも羅臼に来たらオススメです。
羅臼神社

最後は羅臼神社でここ(羅臼)に来れた感謝をご挨拶。
綺麗な神社でした。

この時は気付かなかったのですが、シャチお守りなどもあるようなのでシャチ好きは必見の神社です。
バスでウトロまで

帰りも羅臼のバスターミナルからバスで知床峠を越えてウトロ温泉バスターミナルまで。
景色を楽しもうと思っていたのですが、寝不足がたたって知床横断道路に入る前から爆睡。
気付いたら到着してました(笑)
まとめ

羅臼旅行の時は道の駅必見!
お土産も鮮魚もあり、レストランのメニューも充実しているので困りません。
鷲の宿は意見が分かれると思いますが、シマフクロウの観察という点では右に出るものはないんじゃないでしょうか。
心行くまで観察が出来たので大満足でした。食事もおいしかったし。
今回は欠航になってしまったけど、船に乗ればクジラやイルカ、時期の寄ってはシャチも見られるそうで、海と森どちらも自然豊かな羅臼、本当に素晴らしい場所でした。
知床や道東観光の際にはぜひお立ち寄りください!
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