東京国立近代美術館では2021年5月16日まで「あやしい絵展」と題した特別展を開催しています。
後期になってしまいましたがようやく筆者も行けましたのでその様子をレポートします。
チケット
あやしい絵展のチケットは当日窓口でも購入可能ですが、事前に専用サイトからオンラインチケットの購入をオススメします。
日時指定チケットのため当日の入場制限を受けません。
筆者も前日にオンラインチケットを購入しておきました。
チケット代金は大人1枚1,800円。
当日は購入時に届くメールからQRコードを開き、窓口で見せれば入場可能です。
アクセス
東京国立近代美術館へのアクセスは東京メトロ東西線の竹橋駅からが便利です。1aまたは1b出口から出れば徒歩約3分。
旧江戸城の敷地内になります。
竹橋を渡ってすぐに見える建物なので道は難しくありません。
甲斐庄楠音の横櫛がお出迎え
入口に入ってすぐ、甲斐庄楠音の描く横櫛が印刷された看板がお出迎え。本展のトップコンテンツのようであちこちで使われていますね。
このあたりは入場券を持っていなくても入れるエリアなので興味のある方はまずこちらを見てみてはいかがでしょうか。
この奥にはミュージアムショップもありますのでグッズの購入だけ、というのも可能です。
※2021年4月現在、ミュージアムショップは外からの入場口が閉鎖されているためグッズを購入したい方も正面入口を通ってミュージアムショップへ行く必要があります。
有料の音声ガイドは声優の平川大輔さん
受付を通ってまずは音声ガイドを借りましょう。
音声ガイドは有料(1台600円)となりますが、ぜひ借りる事をオススメします。
というのも音声ガイドの吹き込みを務めるのはベテラン声優の平川大輔さん。
なんとも妖艶な声が展覧会の雰囲気にもよく合い、鑑賞する作品達へと没頭させてくれます。
また作品の背景も説明文以上に詳しく説明されており作品への造詣を深めることができます。
借りて損のない音声ガイドです。
館内は写真撮影可能(一部を除く)
あやしい絵展は一部の作品を除き写真撮影が可能です。
撮影時は
- 他の来館者の鑑賞の妨げにならない
- 動画はNG
- 商用利用禁止
- SNS等への投稿の際は作品名、作家名、所蔵先、展覧会名の明記が必要
などの制限がありますが、それでも撮影OKというのはこのスマートフォン社会ではとても嬉しいこと。
自身のスマホに素晴らしい作品たちを残してあとからも楽しめるというのは感謝しかないです。
あやしくも儚い絵画やイラストの数々
展覧会の作品目録は以下に掲載されています。
作品自体を知らなくても、コンセプトに興味があればかなり楽しめる内容となっています。
(実際に筆者も初めてお見掛けする作家の名前も多かったですがいずれも感銘を受けました)
あやしい絵、というとおどろおどろしい妖怪の絵や恨みつらみの生霊のようなイメージを持っていましたが実際には当時の人々の生活や心情が上手に表現されたとてもメッセージ性のある絵画やイラスト、版画が多かったです。
作品の制作時期としては幕末から明治大正までのものが主でしたが、いずれも当時の方々の思いや社会にあらがう様子がうかがえる内容でとても興味深かったです。
また、作品は小説の挿絵や物語を表現したものが多く、あらすじが紹介されているので物語自体にも興味が持てる点も面白かったです。
感想
とにもかくにも行ってよかったあやしい絵展。幕末明治大正へタイムスリップしたかのような空間で素晴らしい美術品と出会える時間でした。
会期は5/16までなので、もう一度行こうかなとすら思っているほどです。
説明なども見やすくわかりやすかったので美術館初心者の方でも気軽に行ける展覧会かと思います。
興味のある方はぜひ行ってみてください。
あやしい絵展(東京会場)情報
【会場】東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー [北の丸公園・竹橋]
【会場住所】〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
【会期】2021年3月23日(火)- 5月16日(日)
【開館時間】9:30-17:00(金・土曜は9:30-20:00)
※入館は閉館の30分前まで
・臨時夜間開館日:金・土以外の以下の日程も20時まで開館
(入館は19:30まで)
4月25日(日)・4月29日(木・祝)・5月2日(日)・5月3日(月・祝)・5月4日(火・祝)・5月5日(水・祝)・5月9日(日)・5月16日(日)
【観覧料】一般:1,800円/大学生:1,200円/高校生:700円
*いずれも消費税込。
【休館日】月曜日・ 5月6日(木)
(ただし3月29日、5月3日は開館)
【公式サイト】https://ayashiie2021.jp/
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