こんにちは、不定期連載の【今日のフランスレッスン】です。
フランス語ではなく、フランスの文化や地理歴史などを紹介するコーナー。
知人のフランス人とトークをしていて知った内容などを紹介しています。
ちょっとだけフランス語も掲載してますので、フランスやフランス語を知るきっかけになれば嬉しいです。
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今回のテーマは「フランスには台風がない?!」と言う内容。
ちょうどこの記事を執筆している2018年7月28日は台風12号が日本に接近している日。
話題も自然と台風の話になりました。
フランスは台風がない?!
日本はご存知の通り台風大国。
アメリカもハリケーンがあり、インド洋もサイクロンがありますね。
同じ地球上なのでどの国も強弱はありながらも台風のようなものがあるのだと思っていましたが、ヨーロッパには台風がないとのこと。
「フランスは台風多い?」って聞いたら
「jamais!(全くないよ!)」と言われてびっくりしました。
フランスはもちろんヨーロッパ全体に台風がないらしく、「日本は大変だね。」と苦笑いで言われました。笑。
ヨーロッパの台風は北大西洋にある壁に守られている
台風はフランス語でTyphon(ティフォン)。
台風がヨーロッパに来ない理由は北大西洋にあるようです。
フランスで天気予報(meteo)を見ていると、北大西洋で台風が消える天気図を見ることが非常に多いんです。
北大西洋にはフランス語でun anti-cyclon(アン アンチ シクロン)
という台風が消えるポイントがあり、この海域に入ると台風は次第に縮小していきヨーロッパ大陸に着く頃には消えているか単なる雨雲になっているんだそう。
まさに北大西洋の防護壁ですね。
フランスは自然災害が少ないしめちゃくちゃ住みやすいのでは?
ご紹介のとおり、台風はないし地震も少ないし活火山も一部を除いてほとんどない。
自然災害の多い日本にしてみれば羨ましい限りです。
「フランスはすごいね!パーフェクトだね!」と言ってみましたがフランス人は納得のいかない様子。
「たしかに自然災害はないけどテロやスリなど治安の悪さは日本に比べるとかなりひどい。必ずしもフランスがいいわけではないよ。」
との反論でした。
たしかにフランスは治安に不安がありますね。。。
今日のフランス語
台風 Typhon(ティフォン)
北大西洋で台風がなくなる壁 un anti-cyclon(アン アンチ シクロン)
全く〜ない jamais(ジャメ)
※jamaisは正しくはne...jamaisという形をとりますが、フランス人の口語表現では頻繁に「jamais!(一度もない!一切ない!全くない!)」というふうに使われます。
台風がないフランスでも近年では豪雨災害で悩まされているそう。どこも異常気象の影響を受けていますね。
明日は晴れますように!
それでは
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