フランスをはじめとしたヨーロッパではクリスマスは自宅で家族と過ごすのが常。
神に祈り、家族に感謝する日なんだそうです。
そんな貴重なクリスマス当日。フランス留学中で一人暮らしの筆者を誘ってくれたのはバンドメンバーでした。
「昼間は家族と過ごすけど、夜はみんなで集まろう!」と言ってくれたので、感謝の気持ちとともにクリスマスパーティーに参加してきました。
※この記事は2013年4月〜2014年4月の1年間、南仏ニースにワーキングホリデーで滞在していた頃の思い出し日記です。情報が少し古いのでご注意下さい。
前回はイギリスのリーズとロンドンを弾丸観光してきました。↓↓
自宅で一人クリスマス
クリスマス当日は1人で過ごすことになりました。
フランス人の友人は家族と過ごすというし、日本人の友人は仲良い人はみんな一時帰国したり遊びに来た日本の家族・友人と過ごしてたみたいです。
1人で過ごすのもそれほど苦手ではないタイプの人間なので、(むしろ旅行は一人で行きたい派w)みんな幸せなクリスマスを過ごしてくれたらいいな〜。くらいに思ってました。
とはいえせっかくのフランスでのクリスマスなので、ちょっと気分に浸りたくてLACというショコラティエ&パティスリーでミニブッシュドノエルを買ってきて自宅でのんびり。
この頃バンホーテンのココアにハマってたのでお鍋にたっぷりミルクとココアでポカポカのクリスマスを過ごしていたら。。。
バンドメンバーから電話がかかってきて、「Joyeux Noel〜今何してるの??」と。
ちょっと酔ってたみたいです。
家で1人で過ごしてるよ〜って答えたら「は??クリスマスに何してんの??」とちょっと怒り気味の電話口(笑)
「じゃあもう夜からうち来い!!!他の音楽の仲間たちも呼ぶから!!!18時に旧市街のパレドジャスティスの前で待ってて!!!」
えええええ!あまりの急すぎるスケジュールに戸惑いつつも、なんだかんだバンドメンバーと過ごすのは楽しいのでちょっとだけウキウキしたのは言うまでもありません。
スタートは旧市街のバーから
約束通り18時に旧市街のパレドジャスティス広場に到着。
相手はフランス人なので当然のように20分遅れてきましたが。
着くなりメンバーから一言。
「クリスマスに1人で過ごすなんてありえない!」
そんなもんなんですかね?さすがパリピ南仏人。
とにかくワイワイやらせたいみたいです。すぐ殻に篭もってしまうタイプなので、グイグイ来る感じはありがたいです。
(後日談ですが、本当にこの時の友人のおかげで様々な経験が出来ました。2度目のニースでも会ってたくさん感謝を伝えましたよ。)
さっそくオシャレな雰囲気のバーで1杯やることに。
いつもはアホみたいな度数のお酒を進めてくる友人も、この日は大人しめのワインで。
わたしはビールにしました。珍しい。
軽く飲みながら友人の家でのクリスマス会(昼間は家族とクリスマスを楽しんでたみたいです)の話を聞いていたら、イケメンバーテンダーから「クリスマスだからサービスだよ」と言っておつまみの盛り合わせをもらいました。感謝!
ていうかこの量サービスってすごいな…。
本当にニースの人って優しいし気前が良いです。
美味しかったです。バーテンダーありがとう!
手作りのキッシュ
友人の家におじゃますると、何やらいい香り。
何の匂い?と聞くと「キッシュ。昼間に焼いたんだ〜」とまさかの女子力を発揮してくるメンバー。
その見た目で??wと大爆笑しましたが、心は繊細な男の子なんですよね。
キッシュ作れるなんて凄いなぁ。「簡単だよ〜」と作り方を教えてくれましたが、キッシュを焼くというイメージすら自分には持てませんでした。笑。
ベーコンのキッシュとオリーブのキッシュを焼いていてくれました。他の人達が来る前に少しつまませてもらいましたがこれがめちゃくちゃ美味しかったです。白ワインが進む〜。
フランスのクリスマスはフォアグラでお祝い
キッシュと白ワインでクリスマスをお祝いし始めた頃、ポツポツと友人が呼んでくれた音楽関係者も集まり始めました。
同じバンドのメンバー、バンドメンバーの彼氏・彼女、別のバンドの演奏者たち。
もちろん音楽トークで盛り上がるわけで、めちゃくちゃ楽しかったです。あんまり洋楽は詳しくないけど、みんな好きなジャンルが近いのでお互いのオススメの音楽を紹介したり、同じベースのフレーズで悶えてみたりと音楽が国境を越えるというのは過言ではないなと実感しました。
そんな音楽トークのおつまみはフォワグラ!!
先日の元ホームステイ先でもいただいたけど、フランスではクリスマスにはフォワグラを食べるらしいです。
豪快にも塊をジンジャーブレッドに塗って食べました。ちょっとクセがあってわたしはあまり好きではなかったけど、フランスのクリスマスを体験できて良かったです。
他の料理も美味しかったー!
あの電話のあと友人が仕込んでくれたみたいです。どんだけ女子力高いの〜!
チーズ!チーズ!チーズ!
後半戦ではデザートの代わりにチーズの箱詰め!
チーズ好きにはたまらない見た目です。
フランスのチーズは味が濃くて個性があって美味しいんですよね。
こんな感じのチーズです。色合いはストラスブールで食べたムンステールに似てるけど味はもっとソフトで食べやすかったです。
このチーズボックス、丸ごと日本に持って帰りたいです。
写真撮り忘れるほどの盛り上がり(笑)
その後深夜3時まで大騒ぎしてました。お隣(マンションなので。)から苦情きまくりでした。ほんとすみません。。。
大量にあったはずのワインは全てなくなり、残ったのは面倒くさい酔っ払いたちばかり。
一体何回「Joyeux Noel!!!」とみんなで叫んだか分かりません。
タバコもOKだったので部屋は真っ白、煙だらけ。
気づいた時には大惨状でしたが、楽しかったので良かったです。笑。
フランスでのクリスマスを最高の仲間たちと過ごせて幸せでした!
ありがとう友人よ!!
まとめ
静かに過ごすクリスマスかと思いきや、最後の最後でいつものメンツで大騒ぎで楽しいクリスマスになりました。
若い頃の勢いって怖いですね(笑)※当時26歳
さんざん各地のクリスマスマーケットを巡った筆者でしたが締めはやっぱり地元ニースで・・・・
と言いたかったところですが、まさかのクリスマスはまだまだ終わりません!
日本はクリスマスが終わると年末年始、お正月があるので12/26には切り替えられてしまいますが、ヨーロッパは年末ぎりぎりまでクリスマスが楽しめます。(笑)地域によるのかな?
次回はマントン観光&モナコのクリスマスマーケットをご紹介します。お楽しみに!
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