こんにちは、月曜連載の今週のオススメ漫画です。
先週は予告なく休載しました。。。すみません。体調不良でした。
ラスト2回のオススメ漫画。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
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死役所
あずみきし 新潮社 2016-07-09 売り上げランキング : 45887
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あらすじ
此岸と彼岸の境界に位置する市役所ならぬ「死役所」。自殺他殺問わずに亡くなった人たちが訪れ、この死役所で手続きを済ませて成仏をする。
ここで働く職員たちももちろんすでに亡くなっており、その死因は全員共通。
主人公となる職員の「シ村」さんの口癖「お客様はすべて仏様ですから」という接客を軸に、人々の生き、死にの意味が交錯するストーリー。
まるでお葬式のような色合いの「死役所」という漫画。一時期あちこちで広告が出ており見かけた方も多いかもしれません。
さまざまな思いで生き、死ぬ人々と、さまざまな思いで働く死役所員の想いがとても深く、考えられる漫画でした。
決して下世話なゴシップではなく、日本ならではの仏に対する考え方にふれる素晴らしい漫画だと思います。ぜひ一度手にとって見てください。
あずみきし 新潮社 2017-03-09 売り上げランキング : 43407
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ギフト±
ナガテ ユカ 日本文芸社 2017-12-18 売り上げランキング : 12262
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あらすじ
ギフトとは臓器のこと。罪人から取り出した臓器を「ギフト」として臓器移植のために密売する組織を描いたストーリー。主人公の鈴原環という女子高生は感情に疎く思うままに行動する冷静な女性。じつは彼女こそが臓器摘出の最たるメンバーだった。
裏社会がテーマのギフト±。
あらすじにも書きましたがギフトとは臓器のことで、正規のルートでは臓器移植を受けられない患者に犯罪者の臓器を破格で提供するというダークヒーローの物語です。
もちろんダークヒーローがかっこいいね!パチパチ!で終わる話ではなく、生とは死とはなにか、犯罪とは、悪人とは、犯罪者を生きたまま捌く鈴原環は果たして正義なのか。様々な思惑が入り混じる漫画です。
犯罪者がかなりゲスい奴らばかりなので捌かれるときはちょっとスッキリしますけどね笑。
ナガテ ユカ 日本文芸社 2015-07-18 売り上げランキング : 24114
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セブンティウイザン
タイム 涼介 新潮社 2017-02-09 売り上げランキング : 16142
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あらすじ
江月朝一は65歳で定年退職した。家に帰ると70歳の妻夕子が身ごもったという。とても信じられなかった朝一だが、はじめての子供ということもあり、夕子と十分に話し合って産み育てることを決意する。
超高齢出産とその育児の様子を描いた漫画。
こちらも結構前から広告で見かけていたのですが、ゴシップ的なやつかと思い、なんとなく避けていました。(ゴシップはゴシップで面白いのですがテンションによって読めない時もあるので・・・)が、いざ読んでみるとすごい面白いし毎回感動して涙が出てくる・・・。高齢出産の苦労やはじめての子供にあたふたしながらも幸せを築いていく2人の姿に感情が動かされます。
カタブツおじいちゃんかと思った朝一さんが実はすごい妻思いでいい旦那なので読んでて心が温まります。お話のテンポも良いのであっという間に幼稚園に入ります笑。
本当に素敵な漫画なのでぜひご一読を。
タイム 涼介 新潮社 2017-11-09 売り上げランキング : 15164
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いつかティファニーで朝食を
マキ ヒロチ 新潮社 2012-09-07 売り上げランキング : 48451
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あらすじ
主人公の佐藤麻里子は恋人と過ごす惰性の毎日に嫌気が指していた。本当はおいしい朝食を食べて優雅に1日を始めたいのに・・・。そう思い、麻里子は一大決心し、恋人と別れておいしい朝食から元気をもらう毎日を過ごすようになる。
実在するお店のモーニングと麻里子を中心とした4人のアラサー女性の人生を描くストーリー
朝食にスポットを当てたグルメ漫画です。
どのお店もとってもオシャレでおいしそう。女性たちが主役なので、出てくるお料理もどれもシンプルながらも美しく、いわゆるインスタ映えもしそうなお洒落なお店ばかりです。
朝食の描写ももちろん素敵ですが、アラサーといえば人生の折り返し地点。そんな複雑な年齢の女性4人のそれぞれの生き方も描かれておりこちらもとても面白いです。
同世代の女性にはぜひ読んでほしい一冊。
マキ ヒロチ 新潮社 2017-11-09 売り上げランキング : 16502
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BEASTARS
今週の最後はBEASTARSです。
板垣巴留 秋田書店 2017-01-06 売り上げランキング : 2389
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あらすじ肉食動物と草食動物が分け隔てなく共存する世界の、全寮制学校チェリートン学園が舞台。主人公でハイイロオオカミのレゴシが所属する演劇部では役者長でアカアシのルイがスポットを浴びていた。ルイは多くの生徒から尊敬や憧れの的となっており、今年の学園一位、BEASTERを取るのもルイだろうと囁かれていた。しかしそんな中、草食動物が肉食動物に食い殺される事件が発生。
学園内は不穏な空気に包まれていく。
2018年のマンガ大賞を得たことで話題となった最新の漫画です。
キャラクターはすべて動物の擬人化。
主人公のレゴシは巨体でありながらも寡黙で人と接するのは苦手なタイプ。草食動物にしてみればかなり恐ろしい様相だが、彼も高校生なりの悩みや不安を抱いている。
一方役者長のルイは演劇部の役者としても名声があり、家柄も良好。一見非の打ち所がない完璧な人物ですが、その生い立ちや背負うものは闇が深い。
そんなルイとレゴシの意思の錯綜や、2人それぞれと仲を持つウサギのハルとのやりとり、肉食動物と草食動物が共存しているように見えて実はギリギリの世界だという不安定な世界観がとても引き込まれます。
暗い描写が多いですが、色々と考えるキッカケになりそう。切り口の面白いマンガなので、他の漫画で飽きていた人にもぜひ読んでみてほしい。
板垣巴留 秋田書店 2018-05-08 売り上げランキング : 764
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まとめ
今週は
・ギフト±・セブンティウイザン
・いつかティファニーで朝食を
・BEASTARS
を紹介しました。
気になった作品はありましたか?
ラスト1回となります。
次週最終回・・・とはいえ、とくにラストは○○で飾る!など気合が入っているわけでもなく、いつも通りジャンルレスでオススメを語ります。
どうぞよろしくお願いします。
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