ニースのお隣り町カーニュ・シュル・メールは印象派の画家ピエール=オーギュスト・ルノワールが余生を過ごした静かで美しい街です。
今回はニースからレンタサイクルでカーニュ・シュル・メールまで向かってみました。
※この記事は2013年4月~1年間、南仏ニースに留学していた時の記録です。少し情報が古いのでご注意ください。
前回はアルバイトの退職について書きました。↓↓
ニースのレンタサイクル
ニースは海沿いの街で、比較的坂道も少なく自転車で走りやすい地形となっています。
特に海沿いのプロムナードデザングレ(promenade des anglais)はサイクリングロードも整備されておりサイクリストも多く見かけます。
レンタサイクルは様々あると思いますが(詳しくなくてすみません。)筆者はずっとVelo Bleu(ヴェロ ブルー)というレンタサイクルを利用していました。
→Velo Blue詳細HP(日本語)
→Velo Bleu公式HP(フランス語)
利用には事前登録が必要です。(現地での登録もできますが、機械相手なのでインターネットからやったほうが比較的簡単です。)
- 1日または1週間
- 1ヶ月または1年間
という2種類のコース登録が出来ます。ちなみに当時は1年間で€25の登録料+使用料(毎回最初の30分は無料)でした。
ニース市内の街のあちこちに貸出・返却のステーションがあるので、30分毎に乗り換えれば登録料のみで利用することができます。
自転車のメンテナンスがあまりされていないのが難点です。
タイヤがパンクしていたりギアが固まっていて変えられなかったり、さびてギーギー言うやつもあったりとなかなか難儀です。(全自動のステーションなので自転車の交換は何度でも可能)
それでもニース市内を移動するときはかなり重宝しました。筆者は海の近くに住んでいたこともあり、毎日のように利用していましたね。
カーニュ・シュル・メールまでは約13km
ニースのマセナ広場からカーニュ・シュル・メールまでは約13km。自転車に乗りなれている方なら1時間ちょっとで行ける近場です。
しかも途中まではひたすら海沿いなのでサイクリングもめちゃくちゃ気持ち良いですよ。
自転車以外にも電車・バスでのアクセスも可能です。
電車なら約10分、バスなら約30分ほどです。
カーニュ・シュル・メールの見どころでもあるオート・ド・カーニュは坂の上ですが、どの手段で行ってもいずれにしろ坂を上る必要があります。(バスは乗換えで上まで行けたかも。)自転車で行くと、途中に競馬場があり、馬がいたりひまわりが咲いていたりしてとてもきれいでしたよ。写真は7月頃。
カーニュ・シュル・メールの見どころ
カーニュ・シュル・メールの見どころといえばやっぱりオート・ド・カーニュ。グリマルディ城の中は地中海近代美術館になっています。
高台にあるので景色はどこをみても絶景。海側の地中海と街並みも美しければ、山側にあふれる深緑の森林もとても魅力的です。
オート・ド・カーニュへ続く坂道も細い路地と趣のある建物が立ち並んでいるので右に左に視線が動いてしまいます。
さらにカーニュ・シュル・メールの街も、活気のある旧市街とおしゃれな近代ファッションの路面店が並び、お買い物スポットとしても十分楽しめますよ。
有名画家の軌跡をたどるなら
カーニュ・シュル・メールはピエール=オーギュスト・ルノワールが余生を過ごした街としても有名。印象派好きのみならず、絵画に詳しくない方でも知っているような有名な絵もたくさん残されていますね。
そんなルノワールの美術館が、カーニュ・シュル・メールの一角にあります。
カーニュ・シュル・メール電車駅から徒歩15分。元自宅を改装した小さな美術館です。
入場料は€6。展示数は多くありませんが、広々としたオリーブ畑や陽があたる暖かな建築に、ルノワールが晩年を心安らかに過ごした空気が味わえるでしょう。
まとめ
ニースから気軽に行けるカーニュ・シュル・メール。サイクリングや近郊スポットめぐりなどでぜひ訪れてみてください。
ニースのお隣とはいえ、また少し違う雰囲気が味わえますよ。
次回は音楽の日についてレポートします。この日は私にとっての運命の日でした。
お楽しみに。
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