すっかり春めいた今日この頃、新年度に向けて仕事にも身が入る時期ですよね。
そんな大事な季節、まさかの2週間にも及ぶ高熱(37℃〜39℃)に苦しめられた筆者の実話をレポートしておきます。
先に言っておくと原因は「咽頭炎」でした。
症状・病名が発覚するまでのモヤモヤ・治療・欠勤時の給料についてなどレポートとして残しておきます。
長引く高熱って本当に心配になりますよね…。
火曜の午後から体調が悪くなった
3月12日。いつも通り仕事をしていると、午後からなんだか頭痛や胃のあたりがモヤモヤする感じを覚えました。なんとなく倦怠感もある。
もともと身体が強い方ではないので倦怠感や頭痛はいつものことなのですが、この日の体調不良は普段と違う感じがしました。
ゾクゾクとする寒気のようなものと、頭がボワボワとボヤける感覚。途中何度か早退しそうになりましたがなんとかその日は耐え切って帰りは少し早めの電車で帰宅。
帰りの電車でも立っているのがかなり辛かったです。
家に着くなり熱を測ってみると37.6℃。
平熱が35.8℃の筆者にしてみれば少々高めの体温だったし、異常なまでの倦怠感に襲われたのでこの日はメイクを落としてそのまま就寝しました。
翌日は体調不良で全休。自宅休養。
3月13日。起きてみると嫌な予感は的中、熱は38℃まで上がっていました。
寒気もするし頭痛もするし倦怠感もひどい。有給休暇は使い切ってしまってましたが、比較的休みの取りやすい職場だったので大事をとってこの日は自宅休養を選択しました。
この時わたしは「寝れば治る」と思っていました。
ここまで体調を崩すことは久しくなかったのですが、ただの季節性の風邪だと思ってたんですね。インフルエンザにしては体温も低いし、インフルエンザのような症状(強い悪寒)もなかったですしね。
食欲は多少落ちていましたがたまごおじやを食べて、氷枕を敷いてひたすら眠りました。
翌日も良くならず何かおかしいと思い病院へ
寝れば治ると油断しまくっていましたが、朝起きて熱を測るとまさかの38.2℃。
本当にインフルエンザかも?と心配になり、会社にも行ける体調ではなかったので休みを取って病院へ行くことにしました。
とはいえこの時点ですでにスマホを持つもの辛い状態だったので、実家暮らしだったこともあり親が見かねて病院への予約と病院への送迎を申し出てくれました。
こういうときは本当に実家暮らしで良かったと思います。
病院は予約の時間に行ったにも関わらず2時間待ち。
座っているのも辛かったので余計に体調が悪くなった気がします。
インフルエンザの検査をしたものの結果は陰性。
そのあとの診断でも特になにとも言われず、心拍数と喉を見て終わりとなりました。
結局なに??となりましたが「薬出しておくので飲んで様子みてください」とだけ告げられました。
いただいた薬は解熱剤と細菌を抑える薬。サイズが大きいので飲むのは苦労しましたが、他に対策もないためおとなしく飲んで眠りにつきました。
原因不明と言われると人は不安になるものでさんざんネットで検索してしまいました。
「原因不明 熱 大人」
「高熱 長引く 大人」
などなど。
たいてい出てくるのは「インフルエンザ」か「結核」「心因性発熱」でした。
インフルエンザではないという診断だったので可能性としては結核か心因性発熱?
咳が出ていないから結核という可能性も低そう。じゃあ心因性発熱?まあストレスには弱いほうだしな…。なんて熱に浮かされながら悶々と考えていました。
一向に症状が良くならない…
翌日3月14日。処方された薬を飲んでいても一向に効果を感じられず、熱は39度台まで上がる始末。測るタイミングによっては39.8度というここ20年見たことないような高熱もたたき出し、すっかり気持ちも落ち込みます。
この頃には体力の衰えと共に味覚もかなりおかしくなっており、何を食べてもおいしくないため食事が全く進みませんでした。
朝食は食パンをひとかじりしたところで異常に塩気を感じてしまい2口目で撃沈。
昼に作ってもらった玉子おじやはべちゃっとした食感がグロテスクに感じられて1口で撃沈。
かろうじてみかんの缶詰を5粒食べてしのぎました。
解熱剤を飲めば37度まで体温は下がるものの、体調はよくならないため寝たきり生活は継続です。
休み明けにもう一度病院へ行く
3月18日。金土日と休んだものの、まったく体調に変化はなく月曜も休暇を取ることに。
相変わらず熱は38度台が当たり前のように出ます。
さすがに水曜から休暇を取り続けていて「原因不明です」とは会社に言いにくいのでもう一度病院に行く旨告げて、改めて病院の予約を取りました。
前回の反省を踏まえて、待つ際は横になれるスペースがないか電話で確認したところ、職員に声をかければ案内してもらえるとのことだったので安心して病院へ。
この日も歩ける状態ではなかったので父親に送り迎えをしてもらいました。
病院で受付を済ませて、職員の方に横になれるかどうか声をかけると、前に3人しかいないのですぐ呼ばれると思うとのことだったので、じゃあそのまま待ちます。ということになりました。
実際にはそのあとすぐ呼ばれました。3人も呼ばれてない気がするので気を遣ってくれたのでしょうか。
この時対応してくれたドクターはとても明朗快活で、ようやく「咽頭炎」という診断が下されました。
喉を見て一発でわかったようですが、正直喉が痛くなったのは熱が出てだいぶ後、むしろ今朝気付いたくらいなんですが、本当に大丈夫・・・?と思いつつ、質問などにもしっかりと答えてくれるドクターだったので信頼して部屋を後にしました。
3日間の休養命令
ドクターからは最低でも3日は安静にする必要があるとのことで診断書を書いてもらいました。
これで堂々と会社を休めます。さっそく会社にも同様の内容を報告し、祝日を挟むので祝日明けの3月22日から復活するむねを伝えました。
会社からは了承も得られたのでようやく心置きなく休めます。
いただいた薬は解熱剤・細菌対策薬に加え抗生物質が追加となりました。
薬を飲んでよく寝れば治る!そう信じてともかく身体を休めることを優先としました。
祝日明けにようやく病状回復。でも…
薬を飲んで食べれるものを食べながら少しずつ回復を図っていきました。
思ったよりも回復が遅く、休暇を命じられた3日間でも劇的な回復とはいかず、見事に祝日まで高熱が続きました。
本来出社の予定だった3月22日の朝にはようやく熱が36度台に下がり、食事もなんとかとれる状態に。
ところが、ずっと寝たきり生活をしていた影響なのか、立ち上がってみると
・強いめまい
・倦怠感
・身体に力が入らない感覚
に襲われるではありませんか。
職場まで少し通勤距離があるため、この状態での出社は危険と判断しこの日も大事を取って休暇にしました。会社からは地味に文句を言われましたが・・・。
リハビリと称して少し外に出てみましたが、頭はふらふらするし筋肉が落ちているので思ったように動けないし、ちょっとの動作でも強い動悸がするし自分の身体ではないようでした。
家に帰って熱を測ってみるものの、熱は上がっておらず平常の体温。
まだまだ全快には程遠いんだなと実感と軽い絶望を覚えました。
週明け月曜日の復帰に向けて、引き続きリハビリを頑張ります。
高熱の時の飲食物オススメ
久しぶりに高熱になってみてこんなにもモノが食べれないんだな!と実感しました。
ほんとうに辛いときに実際に食べれたものをまとめておきます。
「病人が食べたいものを食べる」のが一番ですがご参考までに。
白がゆ
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塩も一切いれない白がゆ。後半戦で食べましたが消化にも良く無駄な味がないので食べやすかったです。高熱の間は味覚がとても敏感になっています。
最近ではコンビニなどでも販売されていて気軽に手に入るので良いですよね。
みかんの缶詰
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みかんに限らずフルーツの缶詰はさっぱりして食べやすいです。
体調が最も悪い時でも口にすることが出来ました。
野菜のポタージュ
消化しやすく栄養もたっぷりなので野菜のポタージュはとても貴重でした。
市販のものは味が濃く感じるかもしれません。
サラダチキン
柔らかくたんぱく質もしっかりとれるので病人メシとしてはなかなか優秀。
モノによっては塩味が強いのでご注意。
ポカリスウェット
ほんとにこれしか飲めませんでした…。
普段はミネラルウォーター派なんですが、この時ばかりはお茶も水もおいしくなくて、ポカリスウェットだけおいしいと感じました。すごいなポカリスウェット。
お茶漬け
お茶漬けおいしかったです。普通の白飯はおいしく感じられなかったのですが、お茶漬けのもととお湯をかけただけでズズズッとすすりこむことが出来てものすごくおいしく感じられました。
高熱の時は本当に普段おいしく食べ・飲みしているものも受け付けなくなるんですね。
高熱の時のオススメアイテム
実際に使って「あってよかった!」と思えたアイテムもまとめておきます。
氷まくら
すっかり存在を忘れていた氷まくらですが、このときほど家にあってよかった!と思ったことはありません。というのも解熱剤を飲むと一時的に熱を上げて発汗を促す仕組みのようで、異常に暑くなるんですね。そんなときに頭や首周りだけでもひんや冷たいとものすごくホッとします。
着替えのパジャマ3着以上
とにかく汗をかくのでこまめな着替えが必要です。わたしは寝巻を2着しか持っていなかったので洗濯が間に合わず汗をかいたままの服ですごすこともままありました。
一人暮らしで洗濯も難しい場合はとくに多めの着替えを用意しておくことをオススメします。
小型テレビ
寝る以外ほんとになにも出来ないので小型テレビの存在はありがたかったです…。
とはいえアメトークで爆笑したら身体が悲鳴を上げましたが(笑)
長期休養は傷病手当を申請するべき
今回通算7日間も休みを取ってしまいました。
もともと病弱なので毎月のように有給休暇を使っていた筆者には有給休暇が残っていませんでした。
そのため7日間は無給…。しかしさすがにそれでは生活が立ちいかないので(実家ですが生活費を援助しているため)傷病手当を申請すべく準備を始めました。
会社にはこれから相談するつもりですが、事前に病院には相談済みで、すでに傷病手当申請書には医師の記載を依頼しています。
本人の給与によりますが、筆者の場合は希望通りに申請が通れば5万円くらい補助が出るのでかなり助かります。
みなさんも予期せぬ長期休暇となった場合は傷病手当を申請しましょう。
筆者の現在
3月24日現在、筆者の体調はというと、かなり回復をしました。
まだ味覚がおかしくてすべてがしょっぱく感じるとか軽いめまいがするとか体に力が入らないとかめちゃくちゃ症状は残っていますが、一時に比べたらだいぶ良くなりました。
抗生物質のおかげ!(?)
明日からは通常通り仕事にいって、傷病手当をお願いできるか聞いてみるなどの手続きを行ってきます。
長引く原因不明の熱は不安になりますが、咽頭炎などのウイルス性の発熱によるものかもしれません。
根気よく病院の診察と治療を続けていきましょう。
それでは。
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