ニースを飛び出しイタリア鉄道旅をしています。
今回はヴェネチアを出発し、2日目に訪れたフィレンツェの街並みをご紹介します。
「冷静と情熱のあいだ」という竹野内豊とケリー・チャン演じる映画(原作は江國香織・辻仁成の小説)の舞台ともなったフィレンツェのドゥオモは想像を絶する美しさでした。
※この記事は2013年4月〜2014年4月に南仏ニースにワーキングホリデーで渡仏していた頃の思い出し日記です。情報が少し古いのでご注意ください。
初日はヴェネチアを巡りました↓↓
フィレンツェには夕方に到着
夕方にヴェネチアを後にして、真っ赤な特急列車に乗ってフィレンツェへ向かいます。
新幹線的な感じなのかな?値段とか所要時間は覚えていないのですみません。。。でも1時間くらいだった気がします。
電車の中はめちゃくちゃ快適!なにこの最新式の電車!カッコいい!
とっても快適だったのであっという間にフィレンツェです。着く頃には陽が落ち始めていました。
駅前にホテルを取ったのでまずはチェックインをして荷物を置きます。
部屋は狭かったです。やっぱり駅前はこんなもんですよね。。。
ベッド固めですが泊まれるだけ良しとしよう。
夜のフィレンツェ。壮大なドゥオモに言葉を失う。
陽が落ちたとはいえせっかくフィレンツェに来たのだから、少しでも早くお目当てのドゥオモが見たい!!ということで、部屋で一息ついた後に散策開始。
フィレンツェの夜は少しだけ治安が悪いです。違法な露店が立ち並び、観光客をめちゃくちゃ呼び込みます。雰囲気はちょい怖めです。
でも聞こえないフリ!分からないフリ!で完全スルー。いちいちビビってたら女一人旅なんてできません。(内心めちゃくちゃビビってたので出来るだけ大通りを通りましたがね笑)
そんな治安にうんざりしながらも、目に入る大きな教会や建造物は感動の一言です。
そして、そんな建物の向こうに急に現れた真っ白な塔。
ドゥオモ(大聖堂の意味)の1つジョットの鐘楼です。
あまりの存在感に足が止まり言葉を失いました。この世にこんなにも美しいものがあるのかと。
少し近づいてみると今度はすぐ横に六角形のサンジョバンニ洗礼堂。
そして、、、
ふと目を横にやると目当てのドゥオモ(正確にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)が!!!
なんだこの規格外の大きさと美しさは!!!!
あまりにも美しくてしばらくその場に立ち尽くしてしまったほどです。こんなに外観だけで感動した建物は初めてです。内装も美しい、屋根上からの景色も素晴らしいと聞いていますが、外観だけでもお腹いっぱいになるほど美しかったです。泣きそうでした。
ドゥオモの美しさに感動して、それ以上の刺激を受けると体力を使い切ってしまいそうだったのでこのままホテルへ戻りました。感動しすぎて召されるかと思いました。
フィレンツェ散策は早朝からスタート。全てが美しくてシャッターが止まらない。
昨日の興奮が収まらず、まさかの早朝6時頃に目が覚め、7時にはチェックアウトしてフィレンツェ散歩スタートです。まだ薄暗いです・・・笑。
広場にあるこの教会はサンタ・マリア・ノッヴェッラ教会。裏にはサンタ・マリア・ノッヴェッラ薬局があることも有名。
ミケランジェロのダビデ像が設置されているというアカデミア美術館の前にはこんな感じの素晴らしい彫刻が。これだけでも十分見応えがありますよ。貧乏留学生だったのでアカデミア美術館には入れませんでしたが、充分に美術品を楽しませてもらいました。
高台にあるというミケランジェロ広場に向かう途中、有名なヴェッキオ橋を渡りました。ちょうど大雨のすぐ後だったので川の水が残念な感じですが、雰囲気はとても良かったです。朝早くてまだお店は空いてなかったけど可愛らしい雰囲気の街並みが広がっていました。
坂をひたすら登って・・・
登って・・・
ミケランジェロさん!!!ミケランジェロ広場に到着です。
ミケランジェロ広場からはフィレンツェの街並みが一望できます。登ってくるのは大変ですが一見の価値ありありです。
昨夜見て大感動したドゥオモも全景が見えます。先程渡ったヴェッキオ橋も見えます。
ミケランジェロ広場を降りて今度はサンタ・クローチェ教会。
ゴシック建築が美しいこの教会は、ミケランジェロ、ガリレオ、マッキャベリなど世界史に残るイタリアの有名人が埋葬されています。
こちらもノーチェックだったため外観のみで素通り・・・。観光地は拝観料がかかる教会も多いんですよね。
ランチはもちろん買い食いです(笑)カフェでピザ買って近くのベンチで食べました。
さすがイタリア。こんな簡単なピザでもほんとにおいしい~。
いよいよドゥオモに向かいます。
ドゥオモは当時13€で入場・屋上へ行くことが出来ました。礼拝堂のみであれば無料だそうですが、日本にいる母が「冷静と情熱のあいだ」の大ファンでドゥオモからの景色に憧れていたので、写真と体験談をお土産に持って帰りたくここは奮発してチケットを購入しました。
先に言っておきますが、買う価値はあります。本当に感動しかありません。
ちょっと天気が悪いのが残念ですが、昼間に見ても美しいです。サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会。
大きすぎてカメラに収まりません。
まだ午後イチだったのでそれほど長い列ではなかったですが、列に並んでまずはジョットの鐘楼に登ります。
狭い階段をひたすら登り続け、ジョットの鐘楼からこの景色!赤い屋根の連なるフィレンツェの街並みが本当に美しいです。遠くに見える山の緑も癒されますね。
長く細い階段は道の譲り合い。世界各地の観光客が来ているので道を譲るたびに各国の言葉でお礼が飛び交います。私も覚えたてのイタリア語、英語、フランス語、なぜか覚えていたドイツ語、もちろん日本語も、5か国の言葉で挨拶をしていてちょっと笑えました。
さすがに疲れたのでまずはゆっくりサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会の礼拝堂を堪能します。フレスコ画が高い高い天井に描かれていますがその神々しさに惹かれてしまい、首が痛くなるまで眺めてしまいました。ステンドグラスも美しい。
そして息が落ち着いてきたところで、少し長い列に並んでドゥオモに登ります。
こちらのほうが狭く急な階段で、一方通行になっていました。
途中、フレスコ画を間近で見ることが出来ますが、後ろからどんどん人が来てしまうのでゆっくり撮影は出来ませんでした(笑)
一番最後のほっそい階段を上るとそこには・・・
この絶景です!
名所も街道もフィレンツェの街を一望できます。
ここで韓国人の女の子と仲良くなりました。名前の交換などはしなかったけど、同じく一人で旅をしているとのことで、お互いの写真を撮りあったりしました。
すぐに分かれてしまったけどとても楽しい時間でした。
この後街をぶらぶらして、再び鉄道に乗り込みます。
さよならフィレンツェ。予想以上に良い町でした。
次回はピサに向かいます。
お楽しみに!
続きはコチラ↓↓
関連記事
★↓↓この記事が「役に立った」と思ったらポチっとお願いします!!↓↓★